この映画を実際観たのは公開3日目の9月20日です。地元のシネコンに行ったのですが,ハリー・ポッター以外はいつも余裕で,公開3日目でも快適に鑑賞できました。
すっごく久しぶりにアメリカンなムービーを観たって感じです。アメリカンと言えば,一応,4月にはオーシャン・オブ・ファイアー,5月にはコールド・マウンテンを観てますが,舞台がアメリカから離れたり,主要キャストがアメリカ人でなかったりでしたので。(^^;)
冒頭で,スティービー・ワンダーの迷信(Superstition)がかかったのが印象的でした。確か30年後のシカゴ,という設定なので,きっと随分クラシックなんだろなあと思いますが,これは主人公の人となりを象徴する曲ですね。現在で言えば,携帯を持たなかったり,カーナビを使うよりは地図を暗記するというタイプの人ですね。(笑)
あのロボットの名前はサニーというのですが,最初,Sunnyと思っていたら,Sonnyだったんですね。この名前の由来は"son"から来ていて「坊や」という意味があるそうです。髪の毛と眉毛がないお面みたいな顔なので,ちょと怖くて引いてしまいましたが,最初から名前の意味を知っていたら,もっと素直に楽しめたんだろうな。
ウィル・スミス,カッコよかったです。何気に着替えシーンとか入っていますが,なかなかよい筋肉(^^;)です。ジョークでしょうが,次期ジェームス・ボンドの噂もあるとか?
Sonny君のマトリックスばりのアクションは,ちょっと笑えました。
これは私の趣味の話ですが,Sonny君の英語はとても聞き取り易かったです。警察の人達の英語は例によって,さっぱり(笑)でしたけどね。字幕は,某超大作の字幕翻訳で問題になった人とは違う人で,私のへたれ英語力では困った訳は見つかりませんでしたが,"You must know my ex-wife."と言っている所を「別れた女房にそっくりだな」と訳してあるのを見て,ほー,そー来るか,と思いました。確かに,日本語でこの英文のような言い方は普通しないだろうけどね。
話はそんなに目新しいわけではなく,よくありがちな,たまたま心を持ってしまったロボット,人間と機械の関係を問う話,人間の存在とは何かを語る話ですが,十分楽しめました。私としては,久々のアメリカン,が逆に新鮮でした。。ラストは気に入りました。