ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

言葉ナシ?

2004-10-14 01:28:25 | Tolkien・映画
***ROTK SEEネタバレです。注意***
某所で,最新号のPremiereという雑誌に載っていたというROTK-EEの噂を仕入れました。が,
Some of the new scenes: A romantic encounter--without words--between Eowyn and Faramir in the HOH.

without words!!??

これは一体どういう意味なんでしょうか? ついこの間,それに相当するシーンの感想(これとかこれとか)を書いたばかりですが,お喋りファラミア(^o^)のセリフを極力書かないよう,書かないようにするのが大変な位(笑),ホント,セリフだらけだったんですよ。

ROTK読書: You have grown, Halfling.

2004-10-14 00:48:49 | Tolkien・LOTR
The End of the Third Age : Chapter 8: The Scouring of the Shire続き
次の朝,トゥック郷から,セイン様(ってピピンのお父さんの事?)がピピンにトゥック家のホビットをつけて返すという知らせが来ました。しかしメリーは近くにまだごろつきの一団が残っているのを見つけます。ピピンがトゥック家の一団を連れて戻ってきたので,彼らはごろつき達に戦いを挑みました。敵が70人,ホビットが19人という大きな犠牲を払う戦いになりましたが,ホビット達はこれに勝利しました。
ただ,意気の上がるメリー,ピピン,サムとは対照的に,フロドは剣を取らず,
his chief part had been to prevent the hobbits in their wrath at their loses, from slaying those of their enimies who threw down their weapons.
というような活動をしていました。

4人は幾らかのホビット達を引き連れ,いよいよごろつきのお頭に会いに行く事にしました。しかし,水の辺村の景色は,彼らにとって「生涯で最も悲しい」景色でした。木々や庭は消えうせ,煙突が立ち並び,汚水が流れていました。
ようやく袋小路屋敷に辿りついた彼らを,1人のホビットが迎えます。
a surly hobbit with grim face and black hands

サンディマンでした。
袋小路屋敷の中はすっかり変わり果てていました。サムは思わず
This is worse than Mordor!
と言います。皆がこれはサルマンのやるような事だと話していると,何と,ご本人登場。フロドは突然理解します。実はシャーキィとは,アイゼンガルドでのサルマンの呼び名だったのです。彼は,自分の家(オルサンク)は破壊されたのに,ホビット達だけが自分の家が元のままである事を許せないと思い,先回りして一生かかっても修繕できないほどのダメージを与えてやろうと思ってここへ来たと言います。

それを聞いたフロドは,彼を哀れに思っていると言い,ここを立ち去れと言います。他のホビット達は(シャイアをこんなにされたのだから),殺してしまえ!と言いますが,彼は,
It is useless to meet revenge with revenge: it will heal nothing.
と言い,サルマンを生きて逃がそうとします。しかしサルマンはグリマを呼ぶと,通りがけにフロドを刺そうとします。しかし,幸い,フロドのミスリルの鎧がそれを阻止しました。フロドはなおも怒り狂うサムを引き止めます。

すると,サルマン,
You have grown, Halfling. Yes, you have grown very much. You are wise, and cruel.
と,フロドの成長に感心しますが,その情けを素直に受け取りません。
But do not expect me to wish you health and long life. You will have neither. But that is not my doing. I merely foretell.
と,不気味な言葉を残して,グリマと立ち去ろうとします。

その時,フロドはグリマを引き止めます。グリマも一瞬それに従おうとします,が,サルマンはここで,彼がロソを殺した事をばらしてしまいます。グリマは,それはサルマンが命令したからと言うのですが,サルマンは彼を蹴飛ばします。ここでついに,グリマはキレてしまいます。彼はサルマンの喉を掻き切り,そのまま走り去ろうとしますが,ホビット達の弓にあえなく最期を遂げます。

この次の数行に描かれたサルマンの最期の様子はとても考えさせられるものでした。
倒れたサルマンから立ち昇ったもやのような物が,西の方向を見てたたずむのですが,西から吹いてきた風に吹き飛ばされてかき消されてしまいます。後に残った遺骸は,まるでもうずっと前に死んだ事を今まで隠していたかのように,縮んで,恐ろしい頭蓋骨を覆う皮膚だけになってしまったと‥‥

ところで彼はガンダルフについてこんな事を言っていました。
When his tools have done their task he drops them.

用が済めば捨てる。。ガンダルフのどのような行為が彼にこんな事を思わせたのか,ちょっと気になります。

サムは,シャイアを復旧するにはちょっと時間がかかると言います。

急に登場人物が増えてホビット達が急に早口になり(なんで早口になったとわかる?(笑))自国語でない言葉で読むには,なかなかキツイ章でしたが,とても意味深い章だったと思いますね。映画にあるとかないとか,合う合わないの議論は別として,何とか実写で観る機会があるといいですねえ。。。

Run!Run!Run!