ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

GOF CD : Chapter 25: The Egg and the Eye

2004-10-16 21:44:47 | ハリポタ4巻
ハリポタにしても指輪物語にしても,複数回の鑑賞に耐えられる作りになっていますが,ハリポタ4巻に於いては,この章はSnape先生の警告その2など知らなくても,1回目よりは2回目以降の方が楽しめる章であります♪

さて,前の章の最後に出てきた通り,プライドを捨ててCedricに教えてもらった事を試す時がやってきました。夜中になってから,Harryは念入りに透明マント,Marauder's Mapを準備し,金の卵を抱え,Ronのサポートで,満を持して寮を出ます。

ポイントその1:透明マントは基本です。
ポイントその2:Marauder's Mapに関しては念入りな説明付きです。

そしてやってきました。Cedricの好意により教えてもらったPrefectの風呂場。いや~すごい所ですね~。それぞれ違った泡を出す蛇口の数々と,飛び込み台!(何に使うのよ(爆))そこへMoaning Myrtle登場。

ポイントその3:Moaning Myrtleの登場に乗じてPolyjuice Potionを思い出させる。

Harryは彼女を見て焦りますが,彼女の助言もあり,卵の言葉を全て聞く事ができました。第2タスクはどうやら人魚に会って,何か大事な物を取ってくるようだという情報を得ました。ところがここでHarryは大トラブル。どうやって湖の底の人魚に会うか。。。呼吸の心配のないMyrtleは,全然助けになりません。

何はともあれ,重要なヒントをゲットしたHarryは帰りを急ぎます。が,ここで,Marauder's Map上で妙な物を発見します。Bartemius CrouchがSnape先生のオフィスをうろうろしているのです。しかしCrouchパパは,体調が悪くてYule Ballにも,職場にさえもでてきていないはず。興味を持ったHarryは確かめようとしますが。。。

Nevilleがいつもハマっている階段にハマってしまいました。しかも卵は落とすし,大事な地図も手の届かない所まで落ちてしまいます。(しかしどうして彼はSummoning Charmを使わなかったのかな?)そこへ,Peevesの悪戯と勘違いしたFilchが飛んできます。まずい事にSnape先生も。彼は誰かが自分のオフィスに忍び込んだと追ってきたのです。後でわかる話ですが,Polyjuice Potionの材料のBoomslang Skinが盗まれたのでした。

すると今度はMoody先生もやってきます。Moody先生にはHarryが見えてます。彼の,
Pajama party, is it?
がおかしいですね。地図を見つけて取ろうとするSnapeに,切羽詰ったHarryはMoody先生にサインを。すんでの所で地図はMoody先生の手に。しか~し,ここで本当に命拾いをしたのはHarryではありませんよ‥‥。

ポイントその4:Snape先生は地図で"Harry Potter"を見たかったのではなく,Moodyに化けたのは誰だったか,を証明する所だったのだ。

ここで何故か泥棒について急にだんまりのSnape先生。どうやらSnape先生は既にMoody先生を疑っているようです。ここで裏切り者が大嫌いなCrouch Jr.,これも後でわかる事ですが,Snape先生の,Dark Markを刺激します。恐らくこれで,Snape先生は,Death Eaterの誰かがMad-eye Moodyに化けている事を察知した事でしょう。しかし彼もまた人の子,Death Eaterから身を守る為に,急にHarryがいると言い出し,Harryを怒らせる方向に話を持っていってしまいます。

Snape先生が行ってしまった後,Moody先生はFilchから卵を取り上げますが,
"No!" said Filch, clutching the egg as though it were his first born son.
これ大好きなんですよ~~(笑)

ポイントその5:Moody先生,Harryを階段から救うのを忘れてる。

さて,Filchが行った後,Moody先生は,この地図が何だったかを確かめます。恐る恐るSnapeのオフィスに入った人物を見たかと訪ねる彼に,"Mr. Crouch."と答えたHarry。これは大いに彼を慌てさせます。Harryは,「Crouch」が重要なキーワードだったのかなと不思議がりますが,‥そうだよ!その通り。Moody先生は地図を拝借します。それは,この後の彼の計画に役立ったのももちろんですが,とにかくHarryの目の前では地図を返せないんですもんね。

彼はこんな事を言いますねぇ。
.. they say old Mad-eye's obsessed with catching Dark Wizards ... But I'm nothing, - nothing - compared to Barty Crouch.
これは,彼(Crouch Jr.)の本音だったのでしょうか。

そして,彼はHarryに,Aurorにならないか,と言います。
Polyjuice Potionによって嘘で固められた,Professor Mad-eye Moodyですが,これはどうも嘘には聞こえないんですね。Harryはこの時以来,Moody先生が偽者とわかって以降も,Aurorになるという夢を持ち続けていますし。ひょっとして,彼(Crouch Jr.)が本当はAurorになりたかったのでしょうか?

そう言えば,NevilleがLongbottom家の息子と知った時もDeath Eaterらしからぬ反応をしていましたよ。そして彼に例の植物学の本を渡すんですが,もしかしてCrouch Jr.は人の才能を見抜くのがうまいのかも,ですねえ。(それってCrouch Jr.自身の能力なのか,Mad-eyeのなせる業なのかは,不明ですけどね(笑))

・・と考えてしまう,秋の夜長でした。


ROTK読書 : The last pages are for you.

2004-10-16 01:08:21 | Tolkien・LOTR
2回目なのに長々と,10ヶ月もかけて(このブログはROTKから始めて2ヶ月なのですが)読んだ指輪物語も,いよいよ今日が最後です。

The End of the Third Age : Chapter 9: The Grey Havens続き
翌年,サムには娘が誕生しました。彼はフロドにどんな名前をつけたらよいか相談します。フロドはロスロリアンで見たかわいい花の名前はどうかと提案します。こうしてサムの長女はエラノールと名付けられました。

フロドは,ビルボの代から書き続けた冒険の物語(赤表紙本)の最後の1章をサムに書いて欲しいと言います。ところで全部で80章あるとの事ですが,‥‥実際は,ホビットの冒険と指輪物語と全部合わせて,81章なのですがね。1章インチキ?がある?

ビルボの誕生日が近づいたある日,フロドはサムに2週間ほどお付き合いをお願いします。
彼らはポニーに乗って,初めてナズグルと対峙した場所などを懐かしむように進み,歌などを歌っていると,どこかから別の歌声が‥‥,ギルドール,エルロンド,ガラドリエルの一行と合流したのでした。ビルボもいます。ガラドリエルはサムにこんな事を言います。
Well, Master Samwise, I hear and see that you have used my gift well. The Shire shall now be more than ever blessed and beloved.

ケイト・ブランシェットになったつもりで,音読しましょう♪
エルロンドの指には,青い指輪ヴィルヤがありました。そしてガラドリエルの指にはネンヤ。

ビルボはトゥック翁を越えて長生きした事を喜び,フロドに,
And now I think I am quite ready to go on another journey. Are you coming?

この時,ようやくサムはフロドが何をしようとしているのか悟りました。
うろたえるサムに,フロドは,サムもまた指輪所有者だからいつか来てもいいと言いますが,
Do not be too sad, Sam. You cannot be always torn in two. You will have to be one and whole, for many years. You have so much to enjoy and to be, and to do.

それまではローズやエラノールやその後に生まれてくる子供達との人生を楽しんでおくれ,と言うのでした。しかし,フロドはずっとシャイアを楽しめると思っていたと言うサムに,
some one has to give them up, lose them, so that others mey keep them.

並みのファンタジーとは違う,生々しい現実を物語るセリフです。

港ではガンダルフが待っていました。彼は赤い指輪ナルヤをはめていました。彼の傍には飛蔭がいました。映画で白の印象が強い飛蔭ですが,原作では灰色なんですね。あやうくブリーで,あれ?ガンダルフは馬を乗り換えたのか?と思う所でした。(汗)

ピピンとメリーが慌てて到着。
ガンダルフは彼等に(多分優しく)こう言います。
Well here at last, dear friends, on the shores of the Sea comes the end of our fellowshipin Middle-earth. Go in peace! I will not say: do not weep; for not all tears are an evil.

いつもそうなのですが,この物語,キャラクタによってはどういう顔して,どういう感じで,というのが抜けています。(わざと想像力を働かせるよう狙っているのでしょうかね)この時のガンダルフはさすがに優しかったんだろうなあと思います。

船は静かに出航し,フロドが掲げる玻璃瓶もやがて見えなくなりました‥‥
指輪棄却のシーンもそうだったのですが,ここも驚くほどあっさりと描かれていました。帰路についてもとても手短に書かれていました。

Run!Run!Run!