ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Chapter XVIII : From Buckland to Withywindle (2)

2005-06-23 23:30:20 | Tolkien・HoME
<クリストファーさんコメント>
堀窪(Crickhollow)は,最初,Ringhayという名前だったそうです。Ringhayの意味は「生垣の内側の木々の帯に囲まれた丸い芝生の土地」の意味だそうです。
と,ここでトールキン父さん,こんな計画を‥

「オドはメリーと一緒に(先回りして堀窪に)行かせる。序盤の旅はフロドとビンゴとサムだけにする。フロドにはオドの持っていた性格を持たせる。オドはもっとおとなしい(で,欲張りな)キャラにする。」

しかし他の所に『クリストファーがオドを残したがっている』という書き付けもありました。クリストファーさんは,半世紀も前の話でよく覚えてないが,と,前置きして,どうもお父さんが,堀窪以降,物語からオドをはずそうとしていた形跡があって,クリストファーさんはそれに抵抗していたのだけど,結局,それが功を奏して?居残る事になったようです。

で,最初の頃のこのシーンでは,堀窪でオロ・ボルジャーというホビットが待っていて,メリーと一緒に食事の支度をするのだそうです。お風呂の数も3つになってしまったそうで。どうやらオド・トゥックというキャラクタが削除され,オロ・ボルジャーに変えられる所だったのかも。現在はオロ・ボルジャーはおでぶちゃんのボルジャーになってますが,。。。おでぶちゃんのボルジャー誕生にはそんな秘密があったんですね。(汗)

しかし,その直後,お風呂の数が3つから4つに増やされ,オド再登場。
いや~,よかったよかった,でした。

肝心な,"conspiracy unmasked"のシーンですが,これは既に正式版と大して変わりはないとの事で,特に書いてありません。

お風呂の歌は随分変わっているそうですよ。この版では,暖炉とか大広間にさよならして,指輪を捨てに行く決意を語っているような内容になっています。(うん,確かに全然違いますね。正式版の方がエライ能天気だ(笑))
</クリストファーさんコメント>

Odyssey : 20 Prelude to the Crisis (1)

2005-06-23 23:19:45 | BookClub
Odysseusは,横になりながら,あのSuitorに傾倒した女をどうしてやろうか考えていました。すぐに飛び掛って侍女もろとも全員殺すか,一夜だけSuitorと過ごす事を許してやるか。。。彼は一生懸命自分をなだめましたが,それでもまだ引っ掛かる事があります。

Atheneが女性の姿をして現れました。「また眠れぬのですか。ここはあなたの家ですよ。奥さんがいるでしょう。そして誰もが望むような息子もいるでしょうに。」するとOdysseusは,「どうやって恥知らずのSuitor達をやっつけたらよいのですか。私は1人です。彼らはいつも固まっています。それにもしZeusとあなたの意思で成功しても,どうやって復讐から逃れるのですか。」
するとAtheneは「あなたはどうしようもないばか者ですね! 私達は50人の武装した敵に囲まれていますが,それでもあなたはまだ彼らの羊や家畜を遠ざけられるでしょう。早く寝なさい!」

(私はOdysseusはSean Beanを思い浮かべるのですが,Atheneはその別名ミネルバ(Minerva)が示すように,McGonagall先生,つまりMaggie Smithをを思い浮かべるんですよね。なんかこのシーン,妙にしっくり来るなあ‥‥(笑))

夜明け前,Penelopeは密かにもう死んでしまいたいと神に祈っていましたが,夜が明けて,Odysseusは,何かよい事を誰かに予言させて下さいと神に祈ります。奴隷の女性の1人が,今日はSuitor達の最後の食事,とつぶやくのを聞いて,彼は密かに喜んでいました。

宮殿では,Telemachusもいつも通り起き出し,Eurycleiaが他の侍女達に,今日のお祭りの準備の指図をしていました。Suitor達が集まり,Eumaeusも3頭の太った豚を連れてやってきました。Odysseusじいさんは,彼と愛想よく挨拶を交わします。一方,Melanthiusもやってきて,またまたOdysseusじいさんを侮辱します。Odysseusはこれを無視。

そこへもう1人の動物飼い,Philoetiusが来ます。彼はEumaeusにこの見知らぬ人は?と尋ねますが,すぐにOdysseusじいさんを,元はどこかの王様のような人と見抜き,歓迎の言葉を述べます。‥いや実は彼は,Odysseusを思い出したのでした。彼はOdysseusがIthacaを去って以来,Suitor達にOdysseusの牛を取られ,彼の帰還を待ちわびていたのでした。Odysseusは彼は信頼できると思い,もうすぐ王が帰ってくると教えました。

一方,Suitor達は,鷹が震える鳩を持って飛び立つのを見て,またTelemachusの暗殺を計画しています。Amphinomusは,その計画は成功しない,と言って,皆を宮殿の方へ移動を促します。TelemachusはOdysseusが座る場所を隅っこに準備して,モツとワインを渡しながら,「一緒に飲んで下さい,何かあれば守りますから。」皆にも,乱暴しないように言います。

しかしこれを見て,Telemachusは大胆になったもんだと,Suitor達は驚き,Antinousが無礼な悪態をつきますが,Telemachusは無視。CtesippusがOdysseusじいさんに,「お前はこの家の食べ物を浪費しやがって」と言って牛の足を投げ付けますが,Odysseusじいさんはこれを避けます。すると今度は,Telemachusは,Ctesippusに向かって,もし彼に当たったら,槍で刺す所だったぞと脅します。

これにはSuitor達もおとなしくなりました。するとAgelausが,そろそろ人を咎めたり,怒ったりするのはやめて,さっさとOdysseusの奥方の結婚相手を決めようではありませんか,ねえ,Telemachus君,キミも,おうちの財産を頂いて,落ち着く所に落ち着こうよ,と(いうような事を)言います。


C.S.ルイスと「BBC版LOTR」

2005-06-23 00:02:46 | Tolkien・その他
ナルニアはあっちのブログのカテゴリーなんですが,なんでこっちに載せたか,‥まあ読んで下さい。

最近,C.S.ルイスという人について,少しずつ調べていますが,今日は「え"~っ!」を連発してしまいました。

何と,C.S.ルイスの生涯を知る事のできる映画があるんですね。その題名はShadowlands。(邦題『永遠の愛に生きて』)。

しかしその映画の題名を聞いて,「え"~っ!」。実はこの映画,前々から目をつけておりました。何故ならば,BBC版LOTRでファラミアを演じた「美声」俳優,Andrew Seearさんが出演している事を知っていたからです。(なんでC.S.ルイスの話って気が付いてなかったんだよっ(汗;))

この映画にはもちろん原作があります。原書はこちら,翻訳版はこちら。が,その著者の名前をみて,また「え"~っ!」。なななんと,BBC版LOTRの脚色担当,Brian Sibleyだったんですね。

ただ残念な事に,現在,原作本の翻訳版を除いて,他は全て手に入りにくい状況です。まあナルニアの映画が公開されれば,きっと手に入れやすく,なりますよね?と期待したいですね。

あ"~あ,Shadowlands,買える時に買っときゃよかった(汗;)

Run!Run!Run!