ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME7 XX : The Riders of Rohan (3)

2006-01-13 23:49:25 | Tolkien・HoME
‥3人はオークの足跡を追います。森のエルフのレゴラスは,オーク達が草を踏み潰して歩いている事に心を痛めます。トロッターは「そのようだが,彼らは急いでいる,それに疲れないようだ。」そしてギムリ「我々も彼らと同じだな。しかし彼らが誰かに妨害されない限り,追いつくのは難しいぞ。」,トロッター「わかっているが,できるだけの事をしなくては。ローハンに行けば何かいい事があるかもしれない。しかし彼らが,裏切り者サルマンと,サウロンの脅しの間で,今何を考えているかはわからぬ。彼らは長い間Ondorと友好を保ってきたのだが。彼らはイシルドゥアの死後,北の方から来た。谷間の国やビヨルン一党に近く,長身で美しい人々だ。」

ここでアラゴルンが,Ondorに関するちょっとした詩を歌っています。この当時,何故かOndorの王座は,足がたくさんついた金の椅子(many-footed throne of gold!)だったのだそうです。(笑) 後に,羽の付いた王冠と黄金の王座,に修正されたそうです。

ローハンは緑の海のような草原と,たくさんの清水の川が流れる土地のようです。
レゴラスは鷲が舞い降りるのを見て騒ぎますが,アラゴルンは「今はもっと急ぎの事がある」と言います。

ここでトールキン父さん,鉛筆でこんなメモを。。。
鷲はトル・ブランディアからガンダルフを抱えて来た。ガンダルフは「目」に抵抗し,フロドを守った。もしそうなら,書き換えねば‥
‥レゴラスは鷲が飛んでいるのを見て,「彼はサルン・ゲビアから来て,北へ帰るようだ」と言うと,アラゴルンは「以前見たのと同じ鳥だとすると,何の仕事をしているのだろう? しかし,‥おい!何か見えるぞ。」

正式版では,後でガンダルフはグワイヒアに川を見回るよう頼んだと説明しています。トールキン父さん,その後,「ガンダルフは「目」に抵抗し,フロドを守った。」には大きく「NO」と。でも,ガンダルフは結局アモン・ヘンに座り,バラド=ドゥアを睨んでいたのですね。

次は正式版とちょっと違います。

彼らは,谷の上で,大きな洗面器のような池に出ます。その池の水の出口でアラゴルンはエルフのブローチを発見します。アラゴルンは,ロスロリアンの葉っぱが自然に落ちるはずがないからと,誰かが投げた物だと判断。これを見てギムリは「オークが奪い取って投げた物かも」レゴラスは「ボロミアが言っていたように,仲間が連れてこられたんだ」ギムリ「略奪されたという以上の事はわからんね。」
アラゴルンはブローチをひっくり返してみます。すると,何と「M & P」と引っ掻いて書かれた文字が。それを見てギムリが「これは嬉しい。我々の追跡は無駄ではなかった。少なくても1人は自由になる手があるって事だ。不思議だが,希望が沸いてくるな。」
「しかし,指輪所有者はここにはいないという事だな。」とアラゴルン。もしいたら最低限「F」という文字も書いてあるだろうから,という事です。「しかし,もう後へは戻れぬ」

(おや?この版では,まだアラゴルンは,フロドと別の道を行こうと決意していたわけではなかったのですね。)

彼らはさらに旅を続けます。夜は3時間位しか寝ず,レンバスに感謝しながら進むと,やがてエント川を渡り,騎士達のいる草原へ。そこは冬でも馬を飼育する人たちがテントに泊まっていたりするのですが,彼らはこの時は人も獣も全然見ませんでした。

ここで一旦,「A」と「B」はマージ。

アラゴルンは地面に耳を付けます。「大地から聞こえる『噂』は騒がしくて,ややこしい。遠くでたくさんの者が歩いている。馬もいる。我々から遠ざかっている。何が起きているというのだろう? 全てが不思議だ。。月光は信用できない。星だけが導くがそれらは遠くにある。私は疲れた。レンジャーは生足跡を追うべきではない。行こう行こう。」

(アラゴルン何ブツブツ言ってんだ(笑))

Run!Run!Run!