頭のおかしい人の話と思って侮ってはいけません。非常にボキャブラリが豊富です。1回20ページは,Eragonの時と同じですが,読むのに遥かに時間がかかるような気がします(汗)
患者には,Acute(=急性→まあ治る見込みのある)と呼ばれるグループがいる。彼らは椅子やテーブルの下に何かないかと探し回ったり,ひたすら紙巻煙草を巻いたり,お互い「密告」し合ったりする。
Acutesの向かいにいるのは,Chronic(慢性→治る見込みのない)と呼ばれる患者のグループ。Bromdenさんは,Chronicの中でもWalkerという,歩き回れる患者に属する。Chronicの中には,他にWheeler,Vegitable(汗;)と呼ばれるグループがいる。
病院のスタッフはたまに間違いを犯す事がある。Ellisという患者は,Shock Shopで電圧をかけ過ぎ,それ以来壁に固定されるようになった。BromdenさんはいつもEllisが食事等でどいた後,彼のトイレの始末をしている。Ruckyという患者は,黒人を蹴り,インターンの看護士に噛み付いた。その後彼は連れ出され,2週間後に帰って来た時,彼の髪の毛はなくなり,顔に火傷があり,目の上には2つのプラグがついていた。それ以降彼は何もしなくなり,1日中古い写真をひっくり返す事を続けるようになった。
1番年上の患者はMatterson大佐といい,杖で看護婦のスカートをめくる事を趣味としている。が,1番古い患者はBromdenだ。Big Nurseも同じ位古い。Acute達はChronic達と同じサイドには座りたがらない。彼らは臭いからと言うが,実はそうではなくて,自分がそうなりたくないからだ。
(ここで,Admissionとは「新入り患者」の意味とようやく理解しました(汗))
AdmissionのMcMurphyは,Acuteに所属する事に。McMurphyはいつも大声で話し,笑うので,他の患者は怯えている。しかし彼は何とか彼らをリラックスさせようとする。
McMurphyは「俺をリーダーにしないか?」と言い出す。皆かなり迷惑そう。BillyはHardingに決めろと言う。Hardingは大学を出ている為,皆は患者評議会の会長という事になっている。とても美しい奥さんを持っていた事をいつも自慢している男。Billyに「この男はアポイントを取っているのか」と尋ねるので,McMurphyは「自分はいつもリーダーだぜ,と伝えろ」と言う。(‥実際は書くのも恥かしい事を言ってHardingを侮辱してます(笑))
HardingはMcMurphyの喋り方を真似して脅す。するとMcMurphyは「アイゼンハワーに1票」Harding「2票だ。」McMurphy「11月にもう1回。」するとHardingは「降参だ」と言って握手。(何故11月に投票して降参なのか?(汗))彼らは彼に身の上話を聞くようになった。McMurphyはよく喧嘩して牢獄に入れられたらしい。
McMurphyは次にChronic達に近づく。Ellisに「いい年してバシャバシャするのはよくないぞ。」Ellisは驚き「ありがとう。」と言って,彼の足元の「トイレ」から少し動く。彼は次々とChronic達とも握手して行く。McMurphyは最後にBromdenさんの所に来る。彼はBromdenさんを見て笑う。Bromdenさんは最初,自分がおかしいから,笑われたと思うが,実は彼はBromdenさんを見抜いていた。
他の患者達がBromdenさんの事を紹介する。(Bromdenさんは耳と口が不自由,なフリをしている)McMurphyの手には碇の刺青があり,傷だらけだけど,掌はスムーズだった。Bromdenさんはその手に何か温かみを感じる。その時Big Nurseが来る。黒人が呼んできたようだ。「入所のシャワーを浴びなさい。ルールですから。」
看護婦達がMcMurphyの噂をしている。彼はいい男だが、患者達を支配しようとしている事が気になるようだ。Big Nurseは、何か少しでも散らかっていると少し微笑みながら怒る人。人形のように微笑んでいる顎と鼻の下は鉄のように切迫しているのだ。そして、「適合する」まで気が済まない。彼女はBromdenさんが来た時既にBig Nurseであり、力を持っている。
彼女の夢は全てが計画通り正確に運ぶ事。(でもこれはわかるなあ(笑))お陰で医者達とはなかなか合わない。ようやく気の合った医師は、自分の顔にはキツすぎる眼鏡のつるに顔を潰され、ついには眼鏡がはまらなくなった奴だ。
3人のお手伝いの黒人のうち1人は,Bromdenさんの5年後に来た。彼は5才の時,母親がレイプされその間父親が鍬で殴られ鉄のレンジにくくりつけられていたのを物の影から見て,それ以来成長が止まった。彼は白人の患者は特別よく観察する。他の2人はその2年後に来た。彼らは,患者に音もなく近づき,患者の秘密を暴く事もある。かくして病棟の秩序は保たれる。朝になるとAcute達は自分でベッドから立ち上がり,Wheeler達は椅子に座らせてくれるのを待ち,黒人達はVegitable達をホースで洗う。(汗)
そして6時45分,AcuteとChronicのWalkerはアルファベット順に並ぶ。月曜はBromdenさんは逃げる(笑)7時は食事の時間,Vegitableを除いて自分で食べる。黒人達は,Vegitable達に,何やら流動食のような物を,罵りながら食べさせる。