The Kite Runner 価格:¥ 1,694(税込) 発売日:2004-04 |
今日はこの本の主な舞台、アフガニスタンについて、少しお勉強をします。
まずアフガニスタンの場所。わかっていたようでわかっていませんでした。この地図がわかり易いのでリンクします。西にイラン、続いて時計回りにトルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、(ほんのちょい)中国、パキスタン、と、ぐるりと、よりによって恐い国々に囲まれております。
外務省海外安全ホームページでも、現在は決して物見遊山で渡航できるような状況ではありませんね
ところで、アフガニスタンというと、カブール以外にも、ジャララバード、バーミャン、カンダハル、のように、とても聞き慣れた地名が多く、特にスキー好きの私にとって、カンダハルもしくはカンダハーは、めちゃちゃヒットします。「カンダハーコース」というコースを持つスキー場が、いくつもあるでしょ? しかし何故、アフガニスタンの古都がスキーに関係あるのか? それはめっちゃ謎。しかも今調べようとすると、軍事関連の記事ばっかりヒットして、かなり困難。。。
でも、ようやくわかりました! こちらとこちら。話は1880年の、英国とアフガニスタンの戦争にさかのぼります。この時、カンダハーを制圧した英国の軍人ロバート卿は、Lord Robert of Kandaharと呼ばれるようになります。
実はこのロバート卿はスキー好きで、1903年に当時まだマイナーなスポーツだったアルペンスキー学校の副校長になり、1911年には滑降の大会に彼の名前を冠し、それがまた後に、Kandaharだけが残るようになり、やがてアルペンスキーはメジャーなスポーツになり。。。、
それで、スキーに関するもろもろ、コース名とか、ビンディングとか、ショップの名前とか、に、「カンダハー」が使われるようになったんですねっ。
これはちょっとフクザツですねぇ。。。しかも、イギリスってアルペンスキーどころか、スキー自体が盛んな国ではありません。。。まったく、不思議な話です。
アフガニスタンのお勉強。。が何故かスキーになってしまいました。(笑)