The Kite Runner 価格:¥ 1,694(税込) 発売日:2004-04 |
ホッセイニ氏は、ホントに、何と言いますか、同世代のローリング女史、ダン・ブラウン氏と「同じような」ストーリーテラーの才能を持ってますねぇ。3人合わせて、花のアラフォー(既にちょっとハズレてるかな(^^;))とか花の64年組(ダン・ブラウン氏は1つ上だ;)とか、呼びたいねぇ。(笑)続きが気になって、ど~んどん読めちゃいますよ。
さて、Amirはいよいよアフガニスタンに出発です。Rahim Khanが雇った、Faridというドライバーが旅の仲間です。29才だけど20才老けて見えるというFaridは、この本初のタジク系。(今日は日本語ページリンクしまっせ) マザリシャリフ生まれで14才から旧ソ連と戦うジハードに参加。皆さん覚えてますか北部同盟で働き、2人の娘と自分の手足の指を地雷で失うというすさまじい人生を送ったのだそうです。(そりゃ20才分年取るわけだ。。)最初非常に無礼でぶっきらぼうですが、タジク系の英雄マスード氏に似ているとの事、ホッセイニさん自身もタジク系ですから、これはきっと、この男は「やってくれる」と期待しますっ。
途中、ジャララバードで、Faridのお兄さんWahidの家に泊まります。Wahidは大変よくできた人で、自分の家族の食事もままならないのに、彼らに食事を出してくれたり、Amirがアフガンに来た意図をまだ知らないFaridが、彼に無礼な態度を取るのをたしなめたりしていました。Amirがアフガンを訪れた理由は、自分の腹違いの、Hazaraの弟の息子を救い出す為と知り、ようやく、人が変わったように接するFaridです。
カブールにやってきたAmir、まずタリバンの若者を乗せた車にびびります。(汗) Hassanの息子Sohrabが預けられたという孤児院を見つけるのは、簡単でした。孤児院の院長は、最初、Sohrabの写真を見ようともせず、知らないと言って断りますが、彼が本当にSohrabを想っている事を知り、ようやく入れてくれます。
ところが、この院長、タリバンの若者が子供たち(主に女の子)を買いに来るので、そのお金で、他の子供たちの食料を買っていたのです。それ聞いて、逆上して院長を殺そうとするFaridを止めるのに、大わらわなAmirです。(汗) 院長は悪い人ではなく、多くの子供たち(両親を失った子ばかりでなく、父親を失った子も多くいた=タリバンにより母親が働く事を禁止されていたので)を救う為に仕方なく了承していたのです。で、前の月に、Sohrabは人買いの男に連れ去られた、と、言うのです。