ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Like Water for Chocolate: June : A Recipe for Making Matches

2008-10-22 23:41:29 | BookClub
Like Water for Chocolate: A Novel in Monthly Installments, With Recipes, Romances and Home RemediesLike Water for Chocolate: A Novel in Monthly Installments, With Recipes, Romances and Home Remedies
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:1994-02-01


食べ物じゃないじゃん。(汗)
Titaは、John Brownの家の裏の、研究所にいました。

彼女はしばらく話もできず、自分の手を眺める日々。ママの命令を聞かなくて済む生活なんて、考えた事もなかったのですから。

ある日、彼女は、建物の裏で、親切そうなインディアンの年配の女性と出会い、言葉も交わさず交流するうち、次第に癒されていきます。ただ、不思議な事に、何故かだんだん、お婆さんがJohnに見えてくるのでした。

実は、Johnの祖母は、ある時祖父が「お持ち帰り」したKikapuインディアンだったのだそうな。Brown家では、長らく彼女を嫁として認めませんでしたが、ひいお祖母さんがひいお祖父さんの持病を、ヒル療法で治そうとして失敗、大出血した所を、インディアンの嫁のハーブ治療で持ち直した事から、ある一定の敬意を表されるようになり、家の裏手に住み続けたのだそう。

Johnはそんなお祖母さんが好きで、子供の時はよく一緒に過ごしたのだそうです。

というような話を、彼は、マッチを作りながらするのでした。

既に亡くなったというそのお祖母さんによると、人は体の中にマッチをもって生まれるのだそう。全て自分で点火できるわけでなく、好きな人や音楽によって点火する事もあるそうです。皆、マッチによって明るく照らされた世界から、自分の進むべき道を見つけるわけですが、もし見つけられないと、湿気てしまいます。そういう人は、魂が道を求めて彷徨い出る事があるのですが、ちゃんと体と一緒でないと、道を見つける事はできません。

これを聞いてなるほどと感銘するTita。

彼女のその気持ちを察する(彼女まだ喋れません)ように、いつかTitaのマッチが明るく光ってトンネルの向こうに道を見せてくれるよ、と言うJohn。(いい人だねぇ)

ここで彼は、祖母と親しんだゲームを紹介。特殊な塗料(マッチを点けると見える)で壁に秘密の文を書いてもらいます。

Titaの無言の理由を書いてもらいました。
"Because, I don't want to."

これを見て理解するJohn。(彼は、こういうのを、理解する才能があるんですね)

Tita、母の家には二度と帰りたくありません。


Like Water for Chocolate: May : Northern Style Chorizo

2008-10-22 23:40:25 | BookClub
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2 kilos pork hea or scraps ...
メキシコ料理でも「あら」を使うんですね!

さて。。
Pedro一家は、ママElenaの陰謀により、テキサスに送られ、現在Titaのたった1つの生きがいは、かわいそうなハトのヒナにミミズを与える事だけ、と、なりました。

一体どうしてそんな事になったかと言うと。。

数日前に革命軍が家にやってきたのだそうです。
ママElenaは、TitaとChenchaを家に隠し、ペチコートにショットガンを隠して、彼らと対峙。軍の1人が女がいると見透かし、家に入ろうとした途端、彼が庭で見つけたにわとりに1発。

「あたしゃ、いい腕してんだよ、でもって気ぃ短けえんだよ。キャプテン、次はおめえさんの番だ。おめえさんがあたしを撃つ前に、おだぶつさ。。。(以下略)」

ママElena、ただのクッソババァ(失礼!)だと思ってましたが、一瞬、ちょっと見直しました。

ちょっとびびった兵士達、梯子の上の巨大なハト小屋を見つけて、1週間ほど祝宴を開いた後、農園の住民には危害を加えずに立ち去りました。ちなみに、実は彼らのキャプテンは、Gertrudisをさらった男でした。

しかし、兵士達がハトを御馳走になった事で、Tita、大ショック。実は彼女は、小さい時からずっと世話をしていたんですね。ようやく1羽のヒナが生き残っているのを発見。胸の谷間に挟んで(セクシーショット(^o^))梯子を降り、それ以来、その子が彼女の生きがいです。

ママElenaの風呂の世話をするのはTitaですが、その日は何故か注意力散漫でドジ続出。何故か頭の中がRobertoのいた日々に戻ります。

その日、Robertoに乳をたくさん与えられるようビールをたくさん飲んだTita、お昼寝のハンモックから起き上がり、トイレに向かいます。すると、その後を追うPedro。おお~っと、セクシーシーンっ?いや~ん恥ずかしい~(爆)と思ったその瞬間、ママElenaの声。

Pedro一家が家を出されたのは3日後だそうです。

シーン戻って、ママのお風呂の後、ソーセージ作業中のTitaの所へ、Chenchaがとんでもないニュースを持って来ます。何と、Robertoが亡くなったとの事。何も食べられなくなったのが原因で。

するとママElena、「持ち場に戻るんだよ。涙はなしだ。かわいそうにねぇ、神様が連れてってくださるさ。悲しんでる暇はねえんだよ。やる事が一杯あるんだ。ま~ず働く。それから好きな事をしな。ただし、泣きはなしだ。わかったか?」

ここでついに、Tita壊れます。
しかし、ママ、木のスプーンで思いっきり殴ります。

Tita、ハト小屋へ。
ママ、梯子撤去。

ママは、残りのソーセージ詰め作業をしました。ママの腕前は完璧です。しかし、1週間後、ソーセージには、ミミズが一杯たかっていたそうです。

Brown氏がTitaを救出しましたが、彼女は完全に壊れております。ママは彼女を気違い病院に送れと言いました。

・・こんの~っ、くっそ~、言葉が出ないねぇ~。ぬあんじゃ~いこの、気違い婆ぁっ(失礼しましたっ(^^;))

でも、今日のハリポタ日めくりがベラ姐さんだったのを見て、密かに、ヘレナ・ボナム・カーターなんか、ママにピッタリだなあと思ったのでした。(笑)


Run!Run!Run!