続日本100名城スタンプラリーを振り返って、思い出にのこっている城をいくつかあげてみます。
登城がたいへんだった・・・有子山城続日本100名城は山城が多いです。
きちんとした服装・装備を必要とするところや熊が出没するおそれのある場所もあります。
印象的だったのは出石城・有子山城です。
近代城郭の出石城は別段たいしたことありませんが、山城の有子山城まで足を伸ばすと一転してかなりきついです。
ほとんど階段状に整備されているので技術的なものは必要ありませんが、急勾配のため心肺も足腰もかなり辛いです。
もっと大変なのが下りで、心肺こそ問題ないのですが、急勾配を踏ん張りながら下るので太ももの筋肉が疲れてしまいます。
3日ぐらいスキーの初心者のような酷い筋肉痛でした。
アクセス路は大変・・・金田城
山城の中には登山口まで、クルマでのすれ違いが難しいような狭い道であることが珍しくありません。
続日本100名城の中にもいくつかありましたが、たいていはすれ違い箇所をきちんと抑えれば何とかなるし、極めて狭いのは最後の数百mだったりします。
ただ金田城だけはすれ違い不可能で気を抜けば脱輪しそうな区間が、1.8㎞も続きます。
すれ違いの車に出合わなくって良かったと今でも思っています。
アクセス路の写真を撮る余裕がありませんでした。
アクセスが楽ちん・・・三原城
福山城は、福山駅の目の前にあり日本100名城でもっとも駅に近い城でした。
さすがに、これを抜くのはあらわれないと思っていたら・・・。
なんと天守台が駅に挟まっているではありませんか!
復元天守が美しい・・・福知山城続日本100名城には現存天守閣はありません。
しかし、近代まで残っていて、写真が資料が残っており、正確に復元されたところがいくつかあります。
その中でも福知山城は美しく、独自性があって印象に残っています。
小倉城は立派でかつ美しいですが、本来ないはずの破風が付けられているのが残念です。
石垣がすばらしい・・・勝連城沖縄の城は石灰岩が曲線的に積まれて見事です。
なかでも勝連城は白い石垣が青い空,青い海に映えて美しいです。
大きい・・・水城ほか水城は全長約1.2kmの堤であるが、その両脇には大野城と基肄城があり福岡平野の狭窄部を見事に押さえ込んでいます。
これ全体をひとつの城と考えるならば、古代とは思えない恐ろしく巨大な建築物です。
しかし、こんなにビビってしまうならばわざわざ白村江の戦いに加わらなければ良かったのに、引くに引かれぬ事情があったのでしょうか。
攻略が難しいだろうと思われる・・・滝山城多くの城マニアがそうであるように私も「この城をどう攻めるか」なんて考えて見て回っています。
その中で、攻めづらそうなのが滝山城。
まず死角が多く、敵兵が潜んでいそうな場所がいっぱいあります。
石垣はありませんが、関東ローム層の赤土は水を含むと良く滑り、行く手を阻みます。
さすが2万の武田軍を2000人でしのいだ城です。
櫓が現存する・・・笠間城続日本100名城の中で櫓が現存するのは、寺に移築された笠間城だけじゃないかな?
城下町がすばらしい・・・出石城風情ある城下町はいろいろありますが、ここはそれに加えて美味しい蕎麦屋がいっぱいあります。
蕎麦好きならばぜったいはずせない天国のようなところです。
眺望がすばらしい・・・浜田城
本丸跡に立って見た景色が印象深いことがたびたびありました。
一番はどこだろうかと考えましたが、悩みました。
もともと、城というのは眺望が開けたところにつくりますから。
その中でも浜田城からのぞむ入り江は絶景でした。
勝連城もよかったです。