今回は気になる点をまとめてみました。
後席
ゆったりしたポジションの前席の反動か後席が狭いです。
デミオの後席はわりとしっかりつくられていますがこれが災いしています。
他のコンパクトカーは薄手のシートにすることにより足元の広さを確保しています。
また、窓が小さいので余計狭苦しく感じます。
ドアの開け閉めもの安っぽい音がします(前席はずしっとして高級感を感じられるのですが・・・)。
収納スペース
国産コンパクトカーは、ずいぶん工夫して収納スペースを増やしています。
その中にあってデミオは必要最小限しかありません。
スポーツカー並みです。
グローブボックスは浅く小さい(A4版書類が入りません)、さらに照明がありません。
ドリンクホルダーは2つ(前後席共通?)しかありません。
前ドアにはポケットがありますが、後ろドアにはありません。
マツダコネクト
マツダコネクトとはマツダ車に搭載されている情報端末で、ナビ,オーディオ,走行情報などを管理しています。
これが使いにくいですね。
たとえば、オーディオ
スイッチ類がコンピューターのように階層構造になっています。
せめて、音楽ソース(AM・FM・TV・USB音楽など)の切り替えはハンドルにつけてもらいたかったです。
普段、USB音源の音楽を聴いているのですが、たびたびレジュームが消えてしまって、先頭の曲に戻ってしまいます。
コールドスタート
ディーゼルエンジンということで音や振動を気にかける方も見えますが、通常走行時はさほど気になりません。
大きなトルクとATのため回転数を上げることもなく、信号待ちなどではアイドリングストップが働きます。
ただし、エンジンが冷えているときだけは話が別です。
始動は問題ないものの、しばらく振動が大きく、ギクシャクします。
あたたまれば、問題なくなります。
サイズ
デミオXD Touringの全長は4060mmです。
コンパクトカーといわれるなかで、4mを越えるのはデミオとノートくらいです。
で、問題あるかと言えば車両感覚は他のコンパクトカーと特に代わりません。
唯一問題はフェリー料金です。
フェリーでは4mを越えると料金が上がってしまいます。
ですから、デミオはフィットやスイフトよりフェリー料金が高く、クラウンやランクルと代わらないのです。
(フェリー会社によって設定が異なります。)
わずか、数cmの違いが影響します。
ハンドル
革巻きハンドルは手にしっくりときて使いやすいのですが、一部色がはげちゃいました。
この部分だけ良くにぎっている運転の仕方にも問題があるのですが、三年で色落ちするのはどうかと思います。
クラクション
「プー」と情けない音です。
ダブルフォーンと交換しようかと思いましたが、普段鳴らさない(鳴らしてはいけない)ものですから、そのままにしています。
迫力も何もないので、トラブルになりにくいという意味では長所かもしれません。
オートクルーズ
追尾型ではない古いタイプなので使ったことがありません。
DPF再生
マツダのクリーンディーゼルエンジン搭載車には、排気側にディーゼルパティキュレートフィルター (DPF) というものがついています。
そこを排気ガスが通ることによって、PM (Particulate Matter: 粒子状物質) を除去して、クリーンな状態を保っているというわけです。
常時フィルターがPMを除去しているということは、距離を走るにつれて、だんだんとフィルターは汚れていきます。
最終的に目詰まりしてしまうと、フィルターとしての機能を発揮できなくなりますので、ある程度の汚れがついたら、強制的に燃料を吹いたり、ヒーターを点火してフィルターを高温状態に保ち、付着したスス(PM)を焼き払ってフィルターを綺麗にしてあげます。
これがDPF再生という仕組みです。
デミオがDPF再生を行った場合、
1 燃費の悪化(モニターで確認できます)
2 i-stop(アイドリングストップ)のキャンセル
3 アクセルレスポンスの変化(鈍感な人は気がつかない程度)
などの変化が見られます。
なお、マツダコネクト燃費モニターを見れば、DPF再生の状況を確認することができます。
オーナーなら当然わかっていることではありますが、レンタカーなどでマツダのクリーンディーゼルエンジン搭載車を借りるときも理解しておく必要があります。