「お風呂メガネ」ってご存じですか?
メガネは熱や湿気に弱く、レンズが曇ってよく見えないので、お風呂に入る際にはメガネを外すのが当たり前でした。
しかし、数年前、「自宅のお風呂でスマホや読書を楽しみたいが、よく見えない。」という人たちのために風呂専用のめがねを開発したら、大ヒットとなりました。
近眼である橋吉は、普段、眼鏡なしでは生活できないのですが、このときは「お風呂メガネ」に関して必要性を感じませんでした。
眼鏡なしでも、自宅の浴場ならばだいたいどこが何が置いてあるかわかるので困らないし、逆に汚れが気にならなくてよいくらいです。
また、風呂でスマホや読書なんてしないし、そもそも我が家は大家族であるから長時間入ることは許されないのでありました。
そんなわけで、自分には必要のないものと思っていたのですが・・・
ここにきて、俄然興味が出てきました。
そもそも、私は「お風呂眼鏡=自宅の浴場で使用するもの」という思い込みがあったのです。
ところが、最近、温泉やスーパー銭湯での使用をおもいついたのです。
すると、急にほしくなってきました。
近眼といえども、裸眼で何も見えないというわけではありません。
ただ、すべての物がぼやけて見えるのです。
ですから、慣れた場所での入浴はさほど困りませんが、初めて訪れた温泉や銭湯では勝手がわからずとまどります。
また、絶景がうたい文句の露天風呂でもそれを楽しむことはできませんし、知り合いと訪れてもどこに居るのかわかりません。
ですから、温泉・スーパー銭湯用にほしくなったわけです。
さっそく、眼鏡の赤札堂へ入って、現物を拝見しました。
SEE LOVES YU(シー ラヴィズ ゆ)という商品です。
売り文句としては、
・水・お湯に浮いて沈まない
・掛け心地と見やすさを両立
・熱に強く、さびない
・曇りにくい&割れにくいレンズ
だそうです。
レンズは既製品で、度数-3.00,-4.00,-5.00,-6.00,+2.50の5段階用意されています。
(+2.50は遠視・老眼用)
ふだん使用している眼鏡の度数なんて知らないので、店員に聞いてみました。
すると、「今おかけになっている眼鏡をお借りします」といって、なんやら測定するとすぐに「-6.25ですね」と簡単に調べてくれました。
次に、店員に勧められて、かけてみました。
まず、-6.00
いやぁ遠くもはっきり見えます。日常生活も支障なくおくれるのではないでしょうか。
次に、-5.00
こちらは、遠くを見ると若干ぼやけるます。
そのことを伝えると、「遠くじゃないんですよ。手元を見て比べて下さい。」とのこと。
忘れていましたが、私は老眼が少し入っており、ふだん遠近両用レンズを使っています。したがって、ひとつ度を下げた方が手元は見やすくなるのです。
ただ、私が求めているのは、半身浴をしながらスマホや読書をすることではなく、温泉へ出かけたときの景色を楽しむことです。
ですから、-6.00の方を選ぶことにしました。
なお、価格は1,500円でした。
数日後、この眼鏡を試すことにしました。
どうせなら、初めての場所へ行ってみようと思い、仕事帰りに出かけたのが、
キャナル・リゾート
所在地:名古屋市中川区玉川町4丁目-1
営業時間:9:00~25:00(金・土・祝~26:00,土・日・祝8:00~)
定休日:年中無休
入泉料:大人・平日700円,土日祝800円
車の中で、この眼鏡にはめ換えて入場しました。
問題なく券売機の文字も読め、受付のおねえさんのかわいい顔も確認できました。
脱衣場で何度も眼鏡を外そうとしました。
長年、眼鏡を外して入浴するのに慣れていますので、着けたまま入るのに違和感を感じます。
まるで、服を脱ぎ忘れたような・・・
浴室に入りました。
すべてがよく見えます。
湯船に入りながら、温泉の成分・効用の説明書きが読めます。
軽いので、掛け心地はなかなかよいです。
うたい文句通り、曇りにくいです。曇っても、お湯をかければOKです。
湯船に浮かべてみました。フレームが浮く工夫がされている反面、レンズは普通のプラスチックレンズのようで、レンズ面をやや下げた形で、水面近くを漂っています。
海やプールでも使用できそうですね。
洗い場の鏡もよく見えます。といってもオッサンがうつっているだけですけどね。
髪が薄いのは今更ですが、「俺ってこんなに太っていたんだ」とあらためて思ってしまいました。
自覚が足りなかったのは、はっきり見えていなかったせいなんですね。
風呂上がりにフルーツ牛乳を飲みました。
蓋を取る際に、ぼやけてピントが上手く合いません。
遠近両用じゃないですから、しょうが無いですね。
総じて、期待通りで、満足できる製品です。
これから、外湯を使うときは忘れずに持参することとします。