書類の受付が終わって、いよいよライン検査です。
書類をはさんだバインダーをバイクのタンデムシートのネットの間に入れて、検査ラインに向かいました。
二輪車のラインは誰もいませんでした。
入口にバイクをとめ、ヘルメットを脱いでいると係員が近づいてきたので、書類を挟んだバインダーを手渡しました。
まず係員の指示に従い、ライト(上下),ウインカー(左右),リア・フロントブレーキランプ、およびホーンの作動しました。
車体番号とエンジン番号を確認され、ハンドル幅の測定も行われました。
今回は車高も測定されました。
次は、排気ガスの検査です。
指示に従い、検査管をマフラー穴に差し込みます。
結果が出るまで時間がかかるのでボーと突っ立ていたら、「ここに立って下さい」と指示されました。
見ると足元に足跡マークが記されています。
ユーザー車検は計6回目ですが、こんなマークがあるなんて初めて知りました。
しばらくして、「検査中」と表示され、数秒後に「○」にかわりました。
今まで「一人でできますか」とか「わかりますか」とか聞かれたのですが、
今回はベテランと認められたか、それとも業者と間違えられたか、確認もせずに「あとはお願いします」と言って係員は去ってしまいました。
気を取り直して、ラインに向かいました。
まずは、速度計の検査です。
(SRの速度計は前輪感知です)。
音声と電光掲示板の指示に従い、前輪をローラーの上に置き、ニュートラルにしました。
40kmになったところで、フットスイッチを踏むます。
誰も見ていないので「まだまだ!もうちょい!よっしゃぁ!」なんて独り言を発してしまいました。
お陰でリラックスすることができました。
「○」が表示されました。
続いて前輪ブレーキの検査です。
モニターに「前輪ブレーキを離して下さい」、続いて「前後輪のブレーキをかけて下さい」
と指示が出ましたので、「てぁい!」と気合いを入れてブレーキをかけました。
すると「キュ!」とスリップしてしまいました。
実はタイヤ交換してから暑い日が続いたのでほとんど乗ってなくワックスが残っていた上、路面が濡れていたので、タイヤも滑りやすくなっていたともいます。
一瞬ブレーキを緩め、再びじんわりかけたところ、電光掲示板に「○」と表示されました。
よかった。
次は後輪ブレーキの検査です。
前に進んで、後輪をローラー上にのせます。
指示に従って、フットスイッチを踏み、前後ブレーキをかけると、すぐに「○」と表示されました。
最後は、光軸の検査です。
前進すると「停止線までお進み下さい」と指示されました。
停止線はどこかとまわりを見渡したら、何と過ぎていました。
前輪を停止線に合わせて、ライトを上向きにして検査開始です。
ブラウン管テレビのようなテスターが横から出てきてバイク正面で止まりました。
念のため、エンジン回転数を少しあげます。
少し時間がたちましたがまだ判定が出ません。
さらに、回転数を上げました。
なんとか「○」と表示されました。
この状況は前々回車検と似ています。
前回は直前にハロゲン球を交換したので、早々に「○」と判断されました。
時間の車検前には、ハロゲン球を交換しないといけませんね。
ライン横の機械に書類を挿入し、合格スタンプを押してもらい終了です。
あとは検査場脇にある総合ボックスへ書類を持参するだけです。
ここで、書類をチェックされ、新しい車検証とシールが交付されました。

車検証は2023年1月から、はがきサイズになりました。
記載できない情報はICタグに格納され、車検証閲覧アプリを利用して確認することが可能ですが、
記録した用紙も渡されました。

今回、車検にかかった費用は14,360円で前回よりもさらに安く済みました。

これでまた2年間乗ることができます。
