橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

ユピテル MOGGY YPL521 について

2016-09-11 | SR400

今回の東北ツーリングで活躍したポータブルナビ
ユピテル MOGGY YPL521
 

これについてあらためてまとめたいと思います。

YPL521はユピテルのポータブルカーナビの最廉機です(現在は後継機のYPL522が発売されています)。
上位機種に比べて画面が5インチと小さく、ワンセグ機能も付属していません。

私の場合バイク専用として使うので、画面は小さくても近い位置で見るので問題なく、ワンセグも必要としません。
重要視したのは廉価であることです。
耐えず振動にさらされ、降雨や落下の可能性もあるので、廉価品を選んだのです。
逆にバイクですから細い道や少々回り込んだ道を案内されてもへっちゃらですのですので、ナビゲート機能は目をつぶることができます。
いまのところ、前者に関しては問題なくSR400の振動に対しても平気で作動しています。
一方、後者については期待通り面白い道を選んでくれちゃいます(笑

バイクへの取り付けは、デイトナの「スマートフォンホルダーWIDE IH-250D クイックタイプ」を使っています。
このホルダーは使わないときは外すことができるのでSR400のスタイルを壊すことはありません。
逆にナビを使うたびにホルダーも取り付けなければならず、一手間余分にかかってしまいますが・・・
 

ナビに付属したブランケットをこのホルダーにつけて接続しています。

 


私は、脱落防止のためマジックテープを使っています。
片方をナビの裏面にもう一方をブランケットに貼り付けるだけです。
取り外しに多少コツが要るようになりましたが、安心感かなり高くなります。

YPL521には内蔵バッテリーがついてますが、せいぜい2時間程度しかもちません(きちんと、計測したことありませんが)。
したがって、半日以上のツーリングとなれば外部電源が必要となります。


電源については最初ホーンのコードを分岐してUSBを取り付けました。
YPL521にUSBケーブルを接続する場合、通常のUSBケーブルでは充電はできますが、起動はできません。
取扱説明書によると、
「パソコン接続で充電するときは、本機の電源はOFFになります。パソコンでの充電中は、本機を操作することはできません。」
と注意書きがあります。
パソコンに限らずUSBから電源をとる際には、充電はできますが、つないだまま操作はできないのが仕様のようです。
実はコレ、USBケーブルの問題です。
通常のUSBケーブルでは、PC側が「ホスト」、周辺機側が「デバイス」となるようになっています。
「ホスト」は「デバイス」に対し接続制御を行えるのに対し、「デバイス」は「ホスト」から制御信号を与えられて初めてデータ伝送が行えるわけです。

USBケーブルを替えれば、周辺機側を「ホスト」として認識させることも可能です。
USBminiコネクターは5本線(VBus / D- / D+ / ID / GND)となっていますが、このうちID線が、GND線にショートしていると「ホスト」として認識します。

最近はスマホやタブレットをPCと接続させる機会が多くなり、双方が「ホスト」となりうる可能性が出てきたため、こうしたケーブルがホストケーブルとして市販されています。


ホストケーブルを購入してパソコンと接続してみた結果、充電も起動もできたのですが、なぜか、バイクのUSB電源では起動はできるが充電できないという事態が発生しました。

そこで、USB電源をあきらめ、シガーソケットに換えてみましたが、それでも安定しませんでした。
 

結局、原因はボディアースがしっかりできていないため電圧が低下するようでした。
テスターでいろいろ調べてみましたが、ハンドルまわりで安定した電圧を得られる場所は見つかりませんでした。
エンジン近くではちゃんとした電圧が得られましたが、熱を持ちますし、配線が面倒です。
いっそのことバッテリー直結も考えてみましたが、SR400FIのちっちゃいバッテリーを考慮するとあまり負担をかけない方がよいかと思い、
けっきょく、モバイルバッテリーを使用することにしました。


エレコム DE-M01L-6030
バッテリー容量6000mAhで1日使用しても余裕があります。

これをスマートフォン用ケースに入れて使っています。
サンワサプライ マルチガジェットケース PDA-SPC22BK
ベルクロで、縦にも横にも取り付けることができます。

 


こんな感じでミラーステーに固定しています。

ナビの検索機能は悪くありません。
今回訪れた、城や神社,道の駅,ホテルなどはジャンル検索または電話番号・住所検索することができました(あっ、当たり前ですね)。
USB電源で起動できますから、出発前に自宅で目的地を登録することができます。
登録された目的地は登録日時順に表示されますが、現在地に近い順に並び替えることもでき、これは使い勝手がよいです。

GPS衛星の捕捉は素早いです。
バイクに乗るために、スイッチを入れると、左右の手袋をはめている間に「衛星を捕捉しました」とアナウンスがされます。

画面の明るさは最大にして使用しています。
屋外でも使用しても必要充分レベルといったところでしょうか。

音量は最大にしていますが、ヘルメットをカブって運転しているとほとんど聞こえません。
一般道だと「なにかぼそぼそ言っているなぁ」と認識できるレベルです。
メットインスピーカに繋げば良いのでしょうが、特に困っていないので放置しています。

ユピテルのカーナビはGPS位置データから、スピードの出やすいオービス(速度取締機)設置場所・事故多発エリア・取締エリア・駐車禁止エリア&路線・高速道制限速度情報などを知らせてくれます。
これに関しては音声が聞こえなくても、警告ラインが上下にスクロールして警報表示してくれるので気がつくことができます。

問題はルート検索です。
必ず、目的地までのルートは表示してくれるのですが(当たり前ですね)、
不思議な経路を表示することがしばしばあります。

謎なのは、最近経路を優先するわけでもなく、広い道を優先するわけでもなく、取り締まりエリアを迂回するからでもなく、不思議な道を紹介してくれます(T2さんはイエラ道と名付けていますね)。
大半は納得できるルートなんですが、ときどきおかしなルートを紹介するのです。
時には、自動車ですれ違いができないような山道を教えてくれます。
おそらく、アドベンチャーモードが設定してあって、ランダムにそれが発現されるのではないでしょうか。
バイクで使用しているので、これはこれでで楽しいのですが、四輪で使っていたら何回か泣かされていたかもしれません。

今回の旅では、盛岡駅から3kmほど離れたホテルに宿泊しましたが、なんと駅からすべて直進を指示してくれたのです。
もちろん無事到着できたのですが、幹線道路は、住宅地へ入り、スナック街の路地裏を通って・・・という感じで街中でもアドベンチャーモードが発動しちゃいました。

近頃では、現地案内板を優先的に利用しています。
ナビでは右折、案内板では左折なんて事もよくありますが、こういうときは左折を選択するわけです。

ナビされたコースから外れると、ただちにリルートを開始します。
再検索のスピードは速いですが、今までのコースにこだわる傾向にあります。
つまり、」この先を左折して、さらに左折して、左折して、元の位置に戻れ」なんてコースを指示してきます。

というわけでバイク用としては非常にコストパフォーマンスに優れたナビですが、四輪用としてはう~むといったところでしょうか。

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さよなら仙台

2016-09-09 | ツーリング


盛岡で泊まったサンセール盛岡
施設は古いし、エアコンの効きは悪く、トイレは室外にしかありませんでしたが、共済組合の補助を受けることができて一泊素泊まり2,500円はありがたかったです。

そういえば、今を去ること24年前にも、盛岡に泊まって翌日昼、仙台港発のフェリーに乗って帰ったことがあります。
ただ、このときは寝坊をして、フェリーに乗る混むのがやっとでした、でも、それでは悔しいのでダッシュで仙台城へ行って伊達政宗の像だけ見てきた思い出があります。

今回はその反省を活かして、朝6:30に盛岡を立ちました。

東北道を一路南下して仙台へ、そして訪れたのが、


仙台市博物館
所在地: 仙台市青葉区川内26番地
開館時間: 9:00~16:45(入館は16:15まで)
休館日: 月曜日(祝日・振替休日は開館),祝日・振替休日の翌日(土・日・祝日は開館)
入館料: 一般・大学生 400円,高校生 200円,小・中学生 100円

ここは仙台城(青葉城)の二の丸跡になります。
 

2年前の夏、仙台城へ訪れた際、本丸から歩いて訪れようと思ったのですが・・・
あまりの暑さと急坂と腰パン(ベルトを忘れたのでスボンが下がって歩きにくかった)で断念したのでした。


なお、二の丸は矢印の位置になります。
けっこう、高低差あるでしょ

仙台城(青葉城)

ですから、2年越しの思いが通じました。


実は、東北旅行中、恐れていたことが発生したのです。
 

なんと、台風が発生!

今回の旅は、名古屋港から仙台港まで太平洋フェリーを使う予定でしたが、台風5号の影響により欠航となって、陸走をやむなくされました。

ここに来て、帰りも・・・・・・・
と心配しておりましたが、なんとか欠航せずで済みました。


仙台港の太平洋フェリー乗り場へやってきました。
乗船手続きをして、コンビニ弁当を食べたりして乗り込み開始を待ちました。


今回乗り込む「きそ」です。


同行車達です。


「さらば仙台よ、東北よ」


あとは飲んで、また飲んで、寝て、オリンピック見て、寝たら名古屋港に着きました。
やっぱり、フェリーは楽ちんです。

名古屋港から我が家は30分で到着です。

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盛岡いろいろ

2016-09-07 | ツーリング

盛岡にはまだまだ見所がいっぱいあります。

まずは盛岡城址公園のすぐ北、裁判所の敷地内にある石割り桜
 

かなり大きな石ですが、見事に割られています。
 
 


盛岡城址公園から徒歩7分の所にある、旧第九十銀行の建物
現在は、もりおか啄木 賢治青春館となって、若き日の石川啄木と宮沢賢治の人となりを紹介しています。

もりおか啄木 賢治青春館
所在地: 岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目1-25
開館時間: 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日: 毎月第2火曜日,年末年始(12/29~1/3)
入館料: 無料


青春館から徒歩数分、プラザおでって
 

6階には盛岡てがみ館が設置されており、郷土の偉人達の手紙が展示されていました。


盛岡てがみ館
所在地: 岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目1-10プラザおでって6F
開館時間: 9:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日: 毎月第2火曜日(祝日の場合は翌日)
入館料: 一般 200円,高校生 100円



岩手銀行旧本店本館
盛岡てがみ館のロビーから通りの向かいに見えました。


ガス燈

 



バイクで20分移動して、原敬記念館にやってきました。


市街地にある資料館と異なり広い駐車場が用意されています。

よく見るとこんなに立派な駐輪場もありました。
 

日本最初の政党内閣を組織した原敬の生家です。
 

この玄関の雰囲気
 

なんか懐かしいです。
 

そうそう、台所の感じも私が生まれた家によく似ています。
 

でも、こんな長持は我が家になかったし、
 

女中部屋なんてあるはずもない。
 

質素に見えますが、

 

やっぱり、この5倍あったのですね、納得です。
 

座右の銘「宝積(ほうじゃく)」
 

意味は、
 


原敬記念館
所在地: 盛岡市本宮四丁目38番25号
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30分まで)
休館日: 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日),年末年始(12/29~1/3)
入館料: 一般 200円,小・中学生 50円

なお、盛岡市先人記念館・原敬記念館・石川啄木記念館・盛岡てがみ館・子ども科学館・盛岡市遺跡の学び館・もりおか歴史文化館の7館で共通入館券が発売されています。
 ●4館共通入館券 650円 (7館のうちお好きな4館に入館できます)
 ●2館共通入館券 350円 (7館のうちお好きな2館に入館できます)
私は、原敬記念館・盛岡てがみ館・もりおか歴史文化館の3館しか見て回れませんでしたが、本来700円必要だったところ4館共通入館券を使ったので、50円お得でした。
なお、この共通入館券は1年間有効です。


ところで、盛岡三大麺ってご存じですか。
わんこそば,盛岡冷麺と盛岡じゃじゃ麺です。

このうち、わんこそばは24年前に訪れた際、80杯食べて苦しい目に遭ったので今回はパスして、残りの2つにチャレンジしてみました。

まずは、盛岡冷麺
盛岡城見学の前にいただこうと近くの商店街を探してみたのですが、なかなか見当たりません。
また、冷麺は焼き肉店で提供されることが多く、昼は営業していない店だったりして、結局、盛岡駅まで歩いてしまいました。


寿々苑(じゅじゅえん)
所在地: 岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44 盛岡駅ビル フェザン 南館 B1F
営業時間: 10:00~22:00(L.O21:30)
定休日: 不定休


盛岡冷麺
韓国冷麺のようにそば粉は使わず、小麦粉やデンプン、片栗粉などでもっちりとしたコシを出すのが特徴。
それを牛骨などで作ったスープに入れ、キムチなどの辛味をトッピングします。
真っ赤なスープですが、見た目ほど辛くはありませんでした。

ただ、盛岡の街を歩いていると「温麺」という文字もよく見かけました。
次に訪れるときは、こちらもメジャーになっているかもしれません。


夜、じゃじゃ麺のお店へ


小吃店 盛岡フェザン店
偶然にも昼の冷麺の店のひとつとんで隣でした。


盛岡じゃじゃ麺

観光客が多いようで「食べ方ご存じですか」と店員さんが聞いてくれます。
それによると、麺と特製味噌を良く混ぜ合わせ、お好みで、おろししょうが・酢・にんにく・ラー油を加えて食べてくださいとのこと。

さらに、麺と具は全部食べきらずに二口分残しておき、卓上の生玉子を割って入れます。
「ちーたん」と言うとここにスープをついでくれます。
これが絶品でした。
 

なお、盛岡市内は「でんでんむし」という市内循環バスが走っています。
どれだけ乗っても一回100円、一日フリー券は300円とお得なので是非観光にもつかうとよいでしょう。
しかし、最終バスの時刻が早く、八時過ぎまで飲んでいたらバスがなくなってしまいました。
行きは100円だったのに、帰りはタクシーを使ったら2000円でした。

コメント (4)
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盛岡城

2016-09-05 | お城巡り(日本100名城)

根城からバイクで2時間、盛岡城にやってきました。

現在の盛岡城址は、近代公園の先駆者である長岡安平の設計により、1906(明治39)年に岩手公園(盛岡城跡公園)として整備されました。

岩手公園地下駐車場はバイクNGですが、もりおか歴史文化館の警備員さんの指示で、駐車場出入り口脇の駐輪場に駐めることができました。
 


もりおか歴史文化館
所在地: 岩手県盛岡市内丸1番50号
開館時間: 9:00~19:00(11月~3月は ~18:00)
休館日: 毎月第3火曜日(祝・休日の場合は翌日),年末年始(12/31~1/1)
入館料: 一般 300円,高校生 200円,小中学生 100円

日本百名城スタンプは1F 町なか情報センターのカウンターで押すことができました。

盛岡城は1615(元和元)年、関ヶ原の合戦で東軍に参戦したことから本領安堵された南部利直によって築城され、南部(盛岡)藩の藩庁がおかれました。
 


三ノ丸,二ノ丸,本丸の順に見て回ることにしました。


三の丸入り口である瓦門跡


三の丸


二の丸門跡を通って二の丸へ移動します。


石川啄木歌碑
「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」
不来方城(こずかたじょう)は盛岡城の別名です。
啄木はこの近くの岩手県盛岡中学に通っていたが、よくサボって、ここで文学書や哲学書を読み、白日の夢をむすんでいたらしいです。

さらに新渡戸稲造の碑
 


赤い橋を渡って本丸に進みます。

本丸石垣(右)と二の丸石垣(左)の間は、空堀跡で、本来、赤い橋は屋根のある「御廊下橋」でした。
 


本丸に残された南部中尉銅像台座
かつては、南部家42代南部利祥公の騎馬像が凛(りん)として建っていましたが、1944(昭和19)年、金属供出のため撤去されてしまいました。
南部中尉は日露戦争に従軍し1905(明治38)年満州井口嶺において戦死したのですが、台座から見ても相当立派な像であったことが推察されます。
これは、明治維新において朝敵の立場に甘んじた南部藩の再興の熱い思いがあったとされています。


本丸南西隅櫓跡

盛岡の街を見下ろすことができます。
 


腰曲輪


宮野小提灯(みやのこ ちょうちん)句碑


榊山稲荷曲輪
腰曲輪の更に西側にある三角形に突出した一段低い曲輪


石組の井戸跡


淡路丸


四の丸跡
かつては御台所がありましたが、現在は多目的広場になっています。


彦御藏
盛岡城に残る藩政時代の唯一の建物です。
参勤交代用の道具の保管蔵だったと伝えられています。


花崗岩の石垣はなかなか立派で美しいです。


桜山神社
社殿は盛岡城三の丸跡にあり、南部藩の総鎮守として信仰されてきました。

 

神社裏手に祀られているお守り岩である烏帽子岩(兜岩とも呼ばれます)。
 


盛岡城築城の折に姿をあらわした巨石です。

桜山神社の門前は飲食店が密集して賑わっています。
かつてはここに下曲輪がありました。
 
 


ペットボトル製の天守
なんと夜になると明かりが点きます。

盛岡城に天守があったかどうかははっきりしていません。
残されている城絵図には描かれていないのですが、、明治7年に取り壊される直前の古写真を見ると明らかに、天守らしきものが映っているのです。
幕府への遠慮からか、3層の天守を2層に描いている例はいくらもあるのですが、まったく描いていない例は珍しく、謎が残ります。


中津川
盛岡城は北上川と中津川の合流地点の丘陵地に築かれた城で、2つの川が外堀の役目を持っています。

歴史文化館と合わせて、約1時間30分の見学時間でした。

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根城

2016-09-03 | お城巡り(日本100名城)

根城は八戸市街地の西端、馬淵川南岸の河岸段丘上にあります。

歴史は古く、1334(建武元)年、南部師行(なんぶ もろゆき)のよって築城されました。


八戸市博物館
所在地: 青森県八戸市大字根城字東構35-1
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料(博物館/史跡 根城の広場共通券): 一般 400円,高・大学生 240円,小・中学生 80円
休館日: 月曜日(ただし第一月曜日および祝日の時は開館),祝日の翌日(土・日曜日の時は開館),年末年始(12/27~1/4)

日本百名城のスタンプは受付で押すことができます。

バイクを博物館の駐車場に駐め、いつものようにまずここで予習しました。

それによると南部氏はもともと甲斐を所領としていましたが、源氏による奥州平泉攻撃に、に従軍し、その功によって陸奥国糠部五郡の土地を給されたそうです。
ということで、本来は根城南部氏が本筋で三戸南部氏は分家だったのですか、いつの頃か入れ替わってしまいました。
そして、江戸時代になり、南部宗家(三戸南部氏)の利直は盛岡城を築き盛岡藩を開いて、八戸も盛岡藩領に帰属することになりました。
1627(寛永4)年、 根城南部氏(八戸氏)22代・直秀は利直により遠野城に移封となり根城は廃城となりました。
 

南部氏の支配権は最大でこんなにあったのですね。
 

根城は、本丸・中館・東善寺・岡前舘・沢里館の5つの館(曲輪)が連なる連郭式の平山城です。
 


旧八戸城東門
八戸城は1664(寛文4)年に盛岡藩から八戸藩が独立すると藩庁が置かれた城ですが、この東門は根城から持ってきたという伝承が残っています。

東門から本丸へ向かいます
小道の右側は東善寺、左側は岡前舘の跡です。
 


東善寺跡


通路跡
堀を埋め立てて作った通路の跡です。



中館に復元された四阿(あずまや)


本丸の復元模型

いよいよ本丸へ
 


本丸と中館の間の堀


主殿
大切な客に会ったり、大事な行事を行う建物です。

主殿の内部です。 


詰めの間


広間では宴会が催されていました。


祈祷の間
護摩行が行われたそうなんですが、火事の心配はなかったのでしょうか。


中馬屋
来客用の馬をつないでいたところと考えられています。


物見
遠くを見るための櫓があった跡です。


野鍛冶場
壊れた鉄鍋や銅銭などを溶かして作り直していました。


西門


番所
西門を通る人の見張りする番人がいました。


工房
武器や鎧などを修理していたところです。


鍛冶工房
竪穴式の建物で、鎧や刀の部品などを作っていました。


板倉
当主やその家族が使う道具や衣類などが収められていた建物


常御殿
当主が寝起きして、仕事をしていたところです。

井戸


奥御殿
当主の家族が住んでいました。


納屋
竪穴式の建物で、茅葺きの屋根が地面近くまで葺きおろされています。

内部の様子
 

博物館と合わせて、約1時間の見学時間でした。

朝一番(といっても開場時間が9:00なのでゆっくりさせてもらいましたが・・・)で、根城を見学した後は南部宗家の城を見学するために高速道路で盛岡へ移動するのでした。

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弘前~酸ヶ湯温泉~櫛引八幡宮

2016-09-01 | ツーリング

弘前城の脇にある弘前文化センター
 


建物前の仁王立ちする津軽為信像
弘前藩(津軽藩)初代藩主です。
戦前は弘前城本丸にあったのですが、戦時中の金属供出により撤去され、銅像出陣といわれたそうです。



青森銀行記念館
1904(明治37)年に第五十九国立銀行(現:青森銀行)の本店として弘前市に建設されたもので、1967(昭和42)年より同銀行の記念館として保存・一般公開されています。
内部では創業時の資料や旧紙幣・旧貨幣等が一般展示されていました。

さて、弘前を後にして八甲田山経由で八戸へ向かいました。


途中、立ち寄った道の駅「いなかだて」
 

この奥には「弥生の里」という施設があり、そこには田んぼアートが作られていました。


この展望所から眺めることができます。
料金: 大人 300円,子ども(小学生) 100円
開館時間: 9:00~17:00(最終入館16:30)
開館期間: 2016/05/30~2016/10/10

今年のテーマは「シン・ゴジラ」
 

ちなみに先日、映画も見てきましたが、チケットを買うときに「シン・ゴリラ」と言ってしまいました。
チケット売り場のお姉さんが気を利かして気がつかないフリをしてくれたので助かりました。 

近くで見るとこんな感じに、色の違う苗が植えられているのですね。
 

こんな人や
 

こんな人の大肖像画もありました。
 

ここからもお岩木山が綺麗に見えます。
 


次に立ち寄ったのが


酸ヶ湯温泉
所在地:  青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地

八甲田山中にある一軒宿の温泉です。
混浴の「千人風呂」と男女別の「玉の湯」が用意されています。
料金は「どちらか片方のみ」:大人600円(小学生以下300円)
「両方入浴(広間の休憩所利用付き)」:大人1000円(小学生以下500円)となっています。
時間の関係で今回は千人風呂のみ入ってきました。
こちら、脱衣室は男女別になっていますが、浴室は混浴となっています。
中央に竹竿があり、それで男女エリアを分けてあります。
なお、女性用には、湯浴み(ゆあみ)というワンピースのような入浴着が用意されていますのでご安心を(男性の皆さんは残念でした)。
千人風呂とはいいますが誇張表現で二百人ぐらいが限度かなとおもいますが、それでも充分広く開放感があります。
また、硫黄臭が強く、なんだか体に良さそうですね。

もうひとつ楽しみにしていたのが、ここのそば屋です。


鬼面庵 (おにめんあん)
営業時間: 9:00~16:45
定休日: 無休

24年前にツーリングでここに来てそばを食べました。
そのときのおいしさが強烈に印象に残っているのです。

もっとも、四半世紀前の記憶ですから・・・幾分自信もなくなっており、ホントにおいしかったのかなぁ?久しぶりに食べてがっかりなんてことは・・・と心配でもあったわけです。

水はセルフサービスなので、そばを待つ間に取りに行ったのですが・・・


おおこれは!
思わず2杯飲んじゃいました。


山菜そば
「そうそう!これこれ!」
十割そばのサバサバとした麺、体に染み入る澄んだつゆ、24年前の記憶は正しかったです。

このあと、八甲田山麓の樹林帯を走りました。
なんだか、SRも機嫌がよい様子でした。
非力なSRは人間に感性が似ており、名古屋から仙台まで走ったときはSRもヘバっているようすでしたし、本日のような快走ロードを走っていると実に上機嫌になっているのがよく分かります。

やがて、本日の宿泊地である八戸市に入りましたが、まだ時間に余裕があるので櫛引八幡宮に参拝することにしました。

櫛引八幡宮は、全国一の宮会に加盟していないみたいですが、南部の総鎮守と崇められ、「南部一ノ宮」とも称されています。


一の鳥居


参道


二の鳥居


正門


拝殿

 


末社 神明社


末社 春日社


郷土玩具の八幡馬(やわたうま)


国宝館
開館時間: 9:00~17:00
入館料: 大人 400円,中・高校生 300円,小学生 200円,幼児 無料

ここの見所は何といっても国宝 赤糸威鎧兜です。
ほとんどの方が日本史の教科書等で一度は見かけているのではないでしょうか。
その実物が拝むことができるのは感動の一言です。
ほかにも重要文化財・県重宝・市文化財など計25点の文化財を収蔵・展示されています。


明治記念館
もともとは、1882(明治14)年に完成した八戸小学校の講堂だそうです。


明治天皇像


この日は八戸のホテルマリンキャッスルに宿泊しました。
わざわざ、一番近くの駐車エリアにコーンを置いてバイク用にとっていただいてました。
お心遣いありがとうございました。


近くの居酒屋でせんべえ汁をつまみに地酒を飲んで、

〆に東北限定どん兵衛をいただきました。
 

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