鎌刃城は琵琶湖湖北と湖南をつなぐ要衝として、北近江の京極氏・浅井氏と南近江の六角氏がその領有をめぐってたびたび争った城です。
城主の堀氏は浅井長政に臣従しながらも織田信長に内応したことが露見したため、長政に攻められ落城しました。
「姉川の合戦」後には織田家の領地となり、堀氏は城主に返り咲きましたが、すぐに廃城となりました。
まずは、中山道番場宿にある
Cafe&Gallery「源右衛門」
所在地: 米原市番場1844
こちらの店先に続日本100名城のスタンプが置かれています。
100円入れて「鎌刃城トレッキングマップ」をゲット。
注意書きを読みます。
少し離れた駐車場にバイクを止め、登城開始。
名神高速に向かってたんぼ道を進みます。
このあたりで、殿屋敷跡の遺跡が発見されたそうですが、よくわかりません。
名神高速彦根43ガード
獣害対策の柵がしてありますので、通過後は必ず閉めなければ行けません。
熊よけの鈴をつけ、ヤマビル避けに首のまわりにタオルをまき、
いざ、登山開始です。
竹林の中を進みます。
熊捕獲用の罠が仕掛けてあります。
熊よけのベルも用意してあります。
竹林から硬葉樹林へ
坂道を登ったり、
細い道を歩いたりして、
駐車場から約1時間、ようやく到着です。
ところで、案内板には「←北副郭虎口 大堀切→」とありますが、どちらへ進めば良いでしょうか。
答え、どちらも正解です。
大堀切方面に進むと、堀切の底にたどり着きます。
北郭を登ります。
北郭端に設置された大櫓跡
大櫓跡からの眺め
鎌刃城北副郭から上流700mの青龍滝の落ち口に鎌刃城へ水を引いたとされる「水の手」の跡が残っています。幅20㎝深さ10㎝の岩を水路状にくりぬいた取り口の跡です。
今もここからパイプを引き鎌刃城まで水が流れています。
北郭の虎口
こちらにも櫓跡
先ほどの大櫓跡からは北西から北東方向の景色が見えましたが、こちらからは西方向が見えます。
ここに城を築いた理由がよくわかります。
尾根沿いに小さな郭が直線上に並んでいます。
主郭
主郭の虎口
主郭の土塁
よくみると石段が埋もれています。
南郭
南郭からの眺め
南郭端の土塁
この林を進むと西郭があるのですが・・・
とりあえず、ここまでとします。
全体で2時間かかりました。