小学校6年生の長男が、「30人31脚 東海大会」に出場しました。
テレビ朝日系で放映されるこの大会は、小学生がクラス単位(30人以上)でとなりに並んだ人と足を結び、50mを駆け抜けるというものです。
会場には、東海地方では有名なこんな方も見えていました。
事の起こりは昨年の運動会でした。
クラス全員で足を結んで対決する競技がありました。
6年生は、ごく普通におこなわれたのですが、5年生は1組も2組もとても速かったのです。
どこからか、30人31脚に出場しようという声が上がりました。
やがて、6年生となり、参加することが正式に決まりました。と同時に優しかった担任の先生は鬼に替わりました。
夏休みも、ほとんど毎日、出校して練習をしました。
中学のハンドボール部に所属するおねえちゃんよりも、お父さんが顧問をする高校のソフトテニス部よりも練習日が多かったほどです。
東海大会は愛知・三重・岐阜3県から17校が出場し、小牧パークアリーナで開催されました。
まずは、予選です。これで6位の以内のタイムを記録すれば決勝進出です。
親としては、途中でこけずに無事、走り抜けることだけを祈っていました。
なにしろ、1回だけの勝負です。
1校ずつ出場します。午後になり、いよいよ息子の学校の番です。
気合いを入れます。
さらに円陣を組んで、
疾走!
記録は、な、なんと8秒88!東海記録です!ちなみにギネス記録は8秒80です。
続く決勝も、他校も好記録を出すなかで、9秒10で優勝することができました。
しかし、この大会が難しいのはこれからです。
予選大会は全国21会場で行われています。
11/8の全国大会に出場できるのは10校のみです。
つまり、優勝してもタイムが上位でなければ全国大会に進出できないのです。
公式陸上記録員2名による、タイムトライアルが表彰式の後に行われました。
1時間のうちに、3回計測し、もっとも良い記録が残ります。
この日までの全国10位の記録が9秒83でこれ以下では、横浜アリーナへは行けません。逆に暫定5位が9秒64なので、これを上まわれば翌日行われる五つの他地区の結果を待たずして出場が決まります。
予選タイムから見れば簡単に思われますが、二回の全力疾走に加えて、朝早くから緊張しっぱなしです。身も心も疲れています。
さらに、優勝したことから気持ちもゆるんでしまい、あまり記録が伸びないという他地区からの情報です。
17時15分から、タイムトライアルが開始される予定でしたが、10分たっても20分たっても子どもたちは現れません。
担任の先生がとった作戦は、30分間かけて、休息をとり、モチベーションを上げ、一回の計測にかける、というものでした。
で、予定通り17時45分、胸を張って入場。みごとに走り抜け、9秒24という暫定日本一の記録を出しました。
本人が希望しないので、息子はいわゆるスポーツ少年団には参加していませんでした。
今まで、スポーツだけでなく勉強とか楽器とか何かに一所懸命努力するというという姿を見たことがありませんでしたが、はじめてこの大会に参加することでできたような気がします。大変感謝しております。
もちろん、担任の先生の尽力は言うに及ばず、学校や父兄の皆様の協力がなければできなかったことです。そんな意味でも親子共々貴重な体験ができたと思っています。
インフルエンザに負けないで、
11/8に横浜アリーナへ行ってきます!