橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

要害山城(後編)

2019-11-29 | お城巡り(続日本100名城)
要害山城の登り口は、「積翠温泉要害」の脇にあります。
この温泉を目的地にしてナビで検索すれば簡単に見つけることができます。

武田神社(躑躅ヶ崎館跡)から車3km(7 分)で到着。

道路脇に駐車スペースがあります。


橋を渡ってすぐ右手に登り口があります。


信玄の隠し湯の一つといわれるこの温泉ですが、現在は営業を中止しているようです。

登り口脇にある案内板と碑





いきなり山道が出迎えます。
かなりの急勾配が続き、かなりキツイです。
きちんとした装備で臨みましょう。


竪堀
草が生い茂っていてわかりにくいです。写真にするともっとわかりにくい。


土塁
こちらはまだわかりやすいかな。


門跡
このあと頂上まで、いくつかの門跡を通過することになります。


「不動曲輪」と書かれた立て札あるY字路
右に進むとすぐ不動曲輪です。

不動曲輪


不動明王

Y字路を戻って、少し登ると
井戸跡に向かう道があります。
といっても、表示板はなく、

こちらが主郭に向かう道。


その左にこのような道があるだけです。


しばらくすると曲輪があり、井戸と祠が置かれていました。


井戸は諏訪の水とよばれています。


さらに進むと広場があり行き止まりでした。


再び、主郭に向かって登り始めました。
門跡に石垣が見られます。



笹の中を進みます。
前半に比べるといくらか勾配は緩くなります。


いくつかの門跡と


郭を通り抜け


ついに主郭に到着です。




武田信玄公誕生之地
要害山城の築城は1520(永正17)年です。
この年には駿河の今川氏勢の武将福島正成が甲斐へ侵攻し甲府へ迫っており、信虎は正室の大井夫人を避難させ福島勢を駆逐しているが、夫人はその最中に城中で嫡男(後の武田晴信すなわち信玄)を出産したといわれています。


ここは要害山の頂上でもあります。
比高は260mです。


搦手側の門跡


搦手側の門を出てすぐのところに竪堀があります。
大手側のものにくらべわかりやすいです。


所要時間約80分でした。

コメント (4)
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要害山城(前編)

2019-11-24 | お城巡り(続日本100名城)
2018年4月から始めた続日本100名城スタンプラリー


赤色から帰路に変わったところが訪問済みです。
東海からはじまり、夏の関東遠征を経て勢力範囲を広げてきたのですが・・・

山梨あたりに赤い穴があるのが気になります。

夏遠征の帰り道、要害山城に寄る計画でしたが、中央道の渋滞と酷暑に音を上げてパスしてしまいました。

まぁ山城へ行くならば、草ぼうぼうの夏よりも、秋や春の方が遺構が見やすいし、登るのも楽なわけで、
「涼しくなったら、ほうとうを楽しみにまた来るか。」と思ったわけです。

そして、ついにその時がやってきました。

今回は、女房の新車で慣らし運転を兼ねてやってきました。
もちろん、オーナー様を同伴させてです。


ダイハツ ブーンです。
1000cc3気筒ですが、登りや加速時を除けば、高速道路も静かに走行します。
踏み込めば良い感じにエンジンはまわり、これでもパワー不足は感じません。

まずは甲府駅北口へ


甲府駅北口第2駐車場
30分まで無料、それ以降、30分/150円とかなりお得


甲府城山手御門


甲府城は2008年に訪れています
しかし、この城は中央本線によって分断されており、線路より北にも縄張りがあったことを当時は知りませんでした。



甲府駅北口広場の銅像
武田信玄にしてはスマートな感じがしますが・・・


武田信虎公すなわち信玄の父ですね。
悪行を諫められこの信玄によって駿河に追放されたわけですが、どうもそんなに悪い領主だったという記録もなく、むしろ甲府の街の基礎を作った功労者だと評価されているくらいです。
まぁ、こうした形でもかえって来られて良かったですね。



藤村記念館
所在地: 甲府市北口2-2-1
利用時間: 9:00~17:00
定休日: 月曜日(休みの場合は火曜日),年末年始
入館料: 入館無料

明治8(1875)年に巨摩郡睦沢村(現在の甲斐市亀沢)に睦沢学校校舎として建てられたものです。
昭和42(1967)年には国指定の重要文化財となり、昭和44(1969)年から郷土の民俗・歴史・教育・考古資料の展示館として長らく親しまれています。
なお、藤村は「とうそん」ではなく「ふじむら」とよびます。
当時の県令に名から取ったそうです。

受付で要害山城の続日本100名城スタンプを押すことができます。

躑躅ヶ崎館の模型が展示されています。


段ボール製の信玄も



甲府駅北口広場に移築されています。


さて、昼食はお目当てのほうとうをいただきました。


小作 甲府北口駅前店
所在地: 甲府市北口1丁目4-11
営業日: 年中無休
営業時間: 月~土 11:00~22:00,日 11:00~21:00


茸ほうとう
おいしいです。
味噌煮込みうどんで育ってきた愛知県民にはたまらないです。
ただ、両者は似て非なるものですね。
麺は柔らかいし、具はたっぷりで、ご飯なしでも満腹になりました。


このあと、武田神社すなわち躑躅ヶ崎館跡に寄りました。


信玄公の居城で、


遺構は残っていますが、

難攻不落という感じはしませんね。

古い城によくある、普段は山麓の居館に住み、有事の際は山城に立てこもるタイプなんです。


後編では、詰めの山城である要害山城に訪れます。



コメント (2)
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