トラブルとまではいかないにしろ、PC自作に予想外の展開はつきものであるし、これを解決していくのが醍醐味の一つなんです。
まあ、理解できない方の方が多いでしょうし、そちらが正常だと思いますよ。
今回の3号機改造でもいろいろ体験しました。
①「よくできましたで賞」部門
・ATX電源コネクター
ケースは6年前の古い規格のためATX電源が20ピンです。
対するマザーボードは24ピンで合いません。
しかし、前回4号機改造の経験が生き、変換コネクタ(前回の逆パターンの)を同時に購入していましたのでノープロブレムでした。
・データーファイルは無事
今回の故障はマザーボードであり、ハードディスクは無事で、OSも残ってました。
ただ、このまま使っても各種ドライバーを入れ替えなければならず、面倒かつトラブルの元になるので、フォーマトをして再インストールしました。
データ用にパーテションを分けて保存していたので、データは消えずに残っていてそのまま使うことができました。
・Windowsの認証
自作の場合、Windowsはネットを通じて認証を受けなければ行けません。
部品を交換したときも再認証を受ける必要があります(で、なければ複数のPCで使用することが可能となってしまいます)。
今回はCPU,MB,メモリーを交換、HDDを増設といったほぼ別マシーンになってしまったので認証されるか心配でしたが、なんとすんなりパスすることができました。ちなみにOSはWindows XP Home editionでSP3にアップデートしました。
②「まあ、しょうがないで賞」部門
・TVチューナが使えなくなりました
TVチューナー・ビデオキャプチャーカードとして、AopenのVA1000Liteを使用していましたが、付属ソフトWinDVRがなんとディアルコアCPU未対応で使えませんでした。
まあ、9年前の製品だし、アナログなのでどうせ来年の7月には使えなくなるのであきらめはつきます。
・FDDの廃止
今回のマザーボードには、FDDコネクタが付いていませんでした。いままで装備していたFDDは廃止です。使っていなかったので問題はありませんが。
③「トホホで賞」部門
・再度パーツ店へ走る
3号機のケースには前後2つの冷却ファンが付いています。
ところがこのマザーボードのファンコネクタは1つしかありませんでした。
分岐コードを使えば簡単に解決しますが、後から気がついたため、組み立てを中断してパーツ店まで買いに走ることとなりました。
・三たびパーツ店へ走る
マザーボードにはフロント・パネル・コネクタというものがあります。
これは、ケースの電源スイッチやLEDとつなげるのですが、これにはJFP1とJFP2の2つの規格があります(知らなかった)。
古いマザボは両方付いていましたが、新しい方はJFP1しか付いてませんでした。
これによりPOWER LED端子を今までの三又から二又に変換しなければ行けません。
変換自身は簡単ですが、三たびパーツ店へ買いに行くハメになりました。
・モニターが真っ黒なまま
すべての接続を終え、電源スイッチを入れます。緊張の一瞬です。
しかし、モニターには何も表示されません。
落ち着いて確認すると、マザーボードのオンボードLEDは点灯していますし、CPUファンも回っています。
これはCPUの取り付けが悪いときに起こる現象です。
かつてのCPUの裏には何本ものピンが出ていましたが、今はイボ状になっています。
したがって、向きが正しくても微妙に位置がずれることがあるのです。
4号機を制作したときにも同じトラブルを経験しているので、割とよくあることかも知れません。
一度、CPUをはずして、再度取り付けるだけのことですが、CPUファン電源のつなぎ忘れに注意しましょう。
4号機の時にはこれを忘れ、Windowsインスト-ル中に気がつきました。
途中で電源OFFにするわけにもいかず、扇風機を当てながら作動中のPCのファンコネクタを接続するというアクロバット技をしました。
過去の反省を生かして今回は無事クリアです。
・WindowsがDドライブ
もともとハードディスをC,D二つのパーテーションに分けて使っていました。
今回、1つ増設するので、Eドライブが増えました。
なぜか、OSをクリーンインストールしたら起動ドライブがDドライブになってしまいました。
このまま使っても問題ないのですが、気持ち悪いので再々インストールをしました。ついでに古いHDDは1つのドライブにまとめ、容量の大きい新HDDを2つに切り直しました。結果オーライです。
④今回の最大のトホホは
どういうわけかこの記事用に撮影した写真ファイルを全部消してしまったことでした。