岩村城は岐阜県恵那市岩村町にある山城跡で本丸が海抜717mに位置するため、日本三山城の一つに数えられます。
城主の遠山景任が病死した後、夫人が幼少の養子に代わって差配を振るった「女城主」としても有名です。
まずは、歴史資料館で予習です。
このあと、山城ですから、坂道を登っていくわけですが、こんな看板が出ていました。
実は、自動車でワープすることもできます。
本丸すぐ下の出丸に駐車場があります。
しかし、これはお勧めできません。
第一に、道が悪いのです。
このような林道で自動車はすれ違いができません。
また、急坂が続きます。下りはブレーキを踏みっぱなしになってしまいます。
第二に、駐車場の下にも見所が多いからです。
私は、駐車場にバイクを置きましたが、見物しながら下まで降りていってしまいました。当然駐車場まで登って戻らなければならず、結局二度手間でした。
岩村城の建築物は残っていませんが、かなり大がかりな城だったようで石垣や曲輪の様子は充分に伺い知ることができます。
まずは、一番下にある一の門です。
つづいて、追手門です。門の横には三重櫓がありました。
しばらくは、直線の大手道です。道の両側には平らな土地が並びますが、家臣の屋敷だったようです。
その中にある、霧ヶ井です。敵が攻めたときに城内に秘蔵した蛇骨を投げ入れると煙幕代わりに霧が発生するという言い伝えがあります。
さらに登り、三の丸を通り過ぎると、
見事な六段の石垣群があり、この上に本丸・二の丸・東曲輪があります。
本丸です。
この城で最も高いところにありますが、城の生命線である井戸もあります。
本丸の入り口である埋門です。防御力を高めるため、半分ほど埋めた形になっているのでこの名が付けられています。
ところで、以前来たときの曖昧の記憶を元にバイクで登ってしまい、道を間違えてしまいました。
車両進入禁止の表示があったのですが、Uターンできるスペースはないかと少し進んでみたのですが、道は悪くなるばかりです。
しかたなく、100mほどバックせざるを得ませんでした。
細い山道で、ガレています。急坂です。左右ブレーキともにかけていないと下がってしまいます。
左ブレーキを握りっぱなしにして、右ブレーキで止めたり動かしたりしながら、ゆっくり一歩ずつ下がっていきました。
なんせ、足元をしっかりさせなければシルバーウイングは支えきれません。
無事、転倒させることもなくおりてこられましたが、ヘルメットの中は「頭ってこんなに汗をかくんだ?」と思ったくらい汗でぐしょぐしょです。
【反省】
山城であるとも、歩くべし!侍は鎧を着て、駆け上がったものです!