デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 




先月のことになるが、「ルーヴル美術館展-美の宮殿の子どもたち」を見に、大阪へ行ってきた。
まずは初めて利用した京阪の中之島線の渡辺駅。









出来立てで金ぴかであった。

友人と見に行った「ルーヴル美術館展-美の宮殿の子どもたち」では、ルーヴルからレンタルできた作品に非常な偏りがあり、「美の宮殿の子どもたち」というサブタイについて、かろうじての忖度をできてしまうことを除けば、とても充実していた。ちなみに開館の10時から14時まで鑑賞していた。

個々の展示内容は、たまたま自分が読んでいた本の内容とも関連があるものがあったりしたので、非常に興味深く見れたりした。とくにローマ帝政期の『尖筆』や、紀元前版の教育のススメみたいなパピルスは印象に残っている。
他、作者名や作品名のなかにある人名、もしくは好きなテーマの作品で、なじみぶかい展示があればいつも以上に注視してみたのだが、
・ジャン=フレデリック・シャル『生のはかなさへの思い』
・ジャン=バティスト・ルイ・ロマン『無垢』
・フルリー=フランソワ・リシャール『小さな赤頭巾』
・ルイ・ル・ナン、もしくはアントワーヌ・ル・ナン『幸福な家族』
・フェルディナント・ボル『山羊の引く車に乗る貴族の子どもたち』
・ジャン=ルイ・クアノン『アレクサンドリーヌ==エミリー・ブロンニャールの胸像』
・ティツィアーノ『聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス』
・ニコラ・プッサン『アモールたちの合奏』
・シャルダン『食前の祈り』
その他が印象に残った。特にシャルダンの絵は、日本でも見れるとは思わなかったので、感激し何度も立ち戻ってみた。そして絵の解説を読み直すと、自分がいかに好きな小説内に出てくる描写に影響されているか、思い知らされた。なにせ書かれてあることが初めて目にするような内容だったからだ。(実際のところはかつて読んだことがあったものの、頭が小説に凝り固まっていて完全に忘却していたようだ(笑)。
他、どこかで聞いたことのあるサテュロス(半人半獣の精霊)の像や、ラ・ロシュフコー兄弟の肖像についても、見ておいてよかったと思う。
それにしても、ほとんどが古代とロココ時代の美術品が並んで展示されている特別展って、いろいろな意味でどうなのだ? 個人的には面白かったが(笑)。

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