デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



『ルネサンスとは何であったのか』 (塩野七生ルネサンス著作集) (新潮社)読了。

ヴェネツィアに関する記述からして『海の都の物語』を書いたあとぐらいだと思われるが、この一冊に塩野氏が作家として読者に歴史を活用して欲しいという願いとともに伝えたいことのほとんどが述べられているように思う。ゆえに密度が濃かった(笑)。
古代ローマとルネサンス期について、自分の考えが整理できないときに、ぜひまたこの作品を読み返し、考えをはっきりさせる手がかりを得たく思った。

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六階までのぼってきた



中央左に西の丸御殿が見える





















かつてあった城下を含めるとかなり広大だ


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演奏会形式での歌劇「エフゲーニ・オネーギン」(原作А・С・プーシキン、作曲チャイコフスキー)全三幕を見た。チャイコフスキーが曲をつけた歌劇の作品には「イオランタ」や「スペードの女王」などがあるが、「エフゲーニ・オネーギン」をフルで鑑賞したのは初めてである。
あの作品にチャイコフスキーは淡々としたなかに派手さを抑えた厳かな調べをあてたんだなと感心した。原作のすべてを160分程度の歌劇で表現することはできないものの、原作の中に出てくる象徴的なセリフや描写が出てくるタイミングやそれにあてられた旋律はあくまで原作の韻文を際立たせるためのものという姿勢が感じ取れたように思う。
「イオランタ」も「スペードの女王」も再鑑賞したわけではないが、個人的には「エフゲーニ・オネーギン」がチャイコフスキーの歌劇の中では一番よくできているのではないかと思った。

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