磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

その日からクリスマスがはじまる:Avvento 2019

2019-12-12 08:43:12 | 教室見本&生徒作品(陶磁器)/オリジナル


第2週の土曜日~2週間の絵付週間、
今月は前倒しでスタートしています。

恒例となりつつある
年末年始の教室企画「Watashi & T.Kasahara for...」
今年は絵付の「はじまり」をお手伝いさせて頂きました。

完成の良し悪しに関わってくるのが
下絵(第1焼成/絵のはじまり)です。
磁器絵付」は:
何度も描き重ねて、
焼成を繰り返し、完成させる技法

焼かなければ描き直せるけれど、
焼いてしまったら、
完成までその跡が影響してしまいます。

***


西洋美術館の常設展内
「写本」コレクション特別展示
を鑑賞してきました。
サブタイトルどおり、文字を超えた絵画
制作行程を見ていると、肝心なのは
やはり、はじまり。


***

=何度も描き直して妥協しない=
=練習プレートに描いて本番の線や色の調子を整ていく=

日頃の生徒さん達のひたむきな努力に心打たれ、
ささやかながら、私からの2019/2020感謝の贈り物です。
つまり、第1焼成は私が手描きして、
次の準備が整っています。

描くテーマは:

古典的で、華やかで、軽やかな
アンティークジノリらしく
まるでフレスコ画のように美しく
フリルとグラデーションがとても優雅な
(だから、筆回しが難しい...)

パンジー

素敵使いできる食卓アイテムを
3種類、教材として用意しました。
組み合わせは自由です。

そのまま購入できる
食器、装飾品、香りのギフト
のご用意もあります。

どうぞ楽しみにお越し下さい!


▼過去の「Watashi&」は?
変わらぬ愛をこめて2017:tentazione FIRENZE

▼2015/2016「ていねいに長く続けて気付いたことVol.3: tantissimi like! Vol.3」


***


▲陶板手描き:笠原知子作
12月30日~1月3日:クリスマス休暇とさせて頂きます。
休暇のはじまりに、新しい年のはじまりに
皆さまのタイミングでお問い合わせ下さい。

***

一昨日お越しになった
アロマトリートメントのお客様のコメント
「日本画の下絵工程と似ている!」
「途中経過を鑑賞てきて楽しかったです。」

絵付週間にもお客様との日程調整により
アロマトリートメントを承ることがあります。

「室内で絵付の道具も鑑賞できる場所」
「他にはないね!」

とご賛同頂けるようでしたら、ご予約のお問い合わせ下さい。
※絵付週間は、アトリエと教室のお客様が
第一優先になりますこと、予めご了承下さい。

日程表はこちらからご覧いただけます。
https://www.piattoscana.com/home-2

来年も健康で良い年でありますように。

***


ラファエロ(イタリア)の下絵(カルトン)から制作された、
タペストリー(壁掛け)が西洋美術館に来ています。
何度も鑑賞しているけれど、まるで絵画のような完成度。
カルトンは、下絵といっても、
しっかりとした油彩画ですから。
「はじまりが良ければ全て良し。」
ことわざ(イタリア)の所以も
やはり、はじまり。



***