美術作品展「拓(ひらく)」が、活気のある中で終了しました。毎年秋に大岡山キャンパスで開催される東京科学大学の学園祭は、在学生や高校生・受験生、近隣の方々など、約5万人の来場者がある、とても華やかな2日間です。
美術作品展も10年の歴史があり、自由な発想の作品や人と出会うことができました。
特に、歯学部や建築学科の生徒さん、イラストレーターを目指している学生さん、青磁に関心がある学生さん、一緒にアート・トークしたり、Instagramで繋がったり、とても感謝しています。
地元小学校の同級生をはじめ、ご鑑賞いただいた皆さま、ありがとうございました。
■写真■《拓(ひらく)》-2024、笠原知子、手描き磁器装飾
Traditionally, Western-porcelain have developed as ornamental use and practical use. In paticulare, GINORI is one of the ceramic manufacturing companies which has adopted the most element of Western Art history. My works also I have inherited their techniques. i.e. our collections can not talk without considering art. (“Western art and Ginori” written by Tomoko Kasahara:" 私とジノリ, 創作活動 " より抜粋)
作品は11月中旬以降、アトリエに戻ってきます。しばらく室内に展示予定です。皆さまとアート・トークしながら、直接作品をご鑑賞いただけましたら幸いです。どうぞいらっしゃってくださいませ。東京科学大学より徒歩5~6分程度です。
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■作品の解説■
古書の感性をまとった器が生まれました。「未来を創るため、経験や知恵に立ち戻る」。
フィレンツエルネサンスの画家・金工師アンドレア・デル・サルトからのインスピレーション。白磁器に一筆一筆手描きでイタリア様式の絵付と焼成を重ねています。皮の質感には、釉を剥がす技法を用いました。
スマフォと連携する文具や道具のスタンド、花瓶、オブジェとして、いくつもの時間と空間で楽しく使ってほしい、それぞれの器です。
鑑賞される方々が、私ごとの日常として作品を共有し、様々な想いを「拓(ひらいて)」頂けたらと願っています。重なりあう古書のタイトルは無題。絵柄から想像してみてください。詩学・法学・哲学・神学など、“Vice(ヴィーチェ) versa(ヴェルサ)”/逆もまたしかり(ラテン語)。
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@piattoscana-piat.toscana
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私は、2004年ジノリ様式をスタートしました。イタリアの陶磁器の老舗「ジノリ1735」歴代のマイスターペインターに、ご指導ご鞭撻いただきました。当初より美術史と関わりの深い創作を続けています。現在、これまでのコレクション作品を、皆さまに鑑賞いただける場所を探しています。
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