12/17(木)
彼に初めて会ったのは半年前のことだった。
単なるクズ、そんな印象だった。
2度目に会ったのは、その4か月後の2か月前。
クズがカスになった、そんな印象だった。
ただ、クズだろうがカスだろうが、
結局、ゴミでしかない。
人間、成長しないんだ、そんなことを思った。
昨日、昼ごはんから帰ってきて、
神楽坂から市ヶ谷のチェックが戻ってくる。
同時に校閲者がやってくるので、応接室へと。
校閲自体は1時間で終わるので、
そのまま応接室で、神楽坂からの荷物を点検。
それなりに疑義、朱字が入っているので、
秘密の小部屋に移動して、コピーを。
明日、制作会社へ持っていく準備を進める。
情報誌のゲラをチェックしたぐらいで、
19時には会社を出る。
帰宅して、スープ餃子を作ったり、
フリーザーの掃除に勤しむ・・・
晩ごはんを食べたのは21時過ぎとなり、
ベッドに入ったのも1時過ぎ・・・。
目が覚めたら5時だった。
さほどの冷え込みではなく、すんなり起き上がれる。
低空に雲が棚引き、なかなかいい夜明け前。
ただ、気温同様、冬っぽくはないけれど。
セオリーのピーコートで家を出ると、
12月の朝とは思えないぐらいの緩み具合。
山頂こそ見えなかったけれど、
雲の向こうに久しぶりの富士山がしっかりと。
目黒線は、いつから東横線になってしまったんだろ?
今日も声が漏れるぐらいの潰され方。
死ねる、ホントに。
会社に着いて、情報誌のゲラをチェック。
秘密の小部屋にちょっとだけこもって、
午後の荷物到着に備える。
午前中はそれぐらい。
14時半に市ヶ谷から三校が戻ってくるので、
13時前に会社を出る。
なぜか昨日から牛丼を食べたくなったので、
新宿通りを西へ、四ツ谷へと足を進める。
吉野家 四ツ谷駅前店へと。
13時過ぎとは思えないぐらい、店は空いていた。
そしてカウンターの内側では、
長身の男性がテキパキと働いていた。
2か月前、カスに成長した山口くんである。
牛丼 並+玉子+味噌汁(500円)
半年で普通のバイトになったと思いながら、
牛丼を突いていた。
そしたら、お客さんがどんどん入ってくる。
満席になり、テイクアウトの客まで。
そして、牛丼屋なので客の回転は早い、
来る者もいれば、出て行く客もいる。
結果、配膳と会計が同時進行となり、
山口くんはまたクズへと成り下がる。
半年前に感じたのは、
彼がなぜ牛丼屋を選んだのか、ということ。
たぶん彼はじっくりと仕事をすることが得意で、
同時にいろいろなことを処理できないタイプでは?
イラついた社員の目をシカトできる
強心臓ぶりには感心するけれど・・・。