それでお茶を濁す気か?
濁すも何も、同じじゃないか、素材は。
違うって、骨付きじゃないし
どうせ骨を食べる訳ではないから関係ない。
それに今日はクリスマスじゃないゾ
それを言い出したら、キリスト教徒じゃないし、
そもそも七面鳥でもないし。
昼ごはんを片付けて、またも昼寝をする。
1時間ぐらいで起き上がって、
自由が丘へ買い物へ行く?なんて思うけれど、
雨も降り出して、気温もさらに低くなる。
嫁さんじゃなくても、外に出るなんて、
ドM以外はやらない・・・いや、無理だって。
フリーザーに食材もあるし。
銀ダラの西京漬もあるけれど、
明日はクリスマスイブ、そして、普通に仕事なので、
今日、それをしてもいいんじゃない?
しかし、嫁さんは抵抗する。
骨付きじゃない、クリスマスじゃない、そんな理由で。
でも、しょうがない、働いているんだから。
おまけにフリーザーの掃除にもなるし。
OKストアで買ってきた、鶏もも肉を解凍する。
岩塩をごりごりと挽き、出てきた水分を拭き取る。
黒コショウも同じようにガリガリと挽く。
日曜日に作って、冷凍させておいたトマトソース、
電子レンジで40度ぐらいまで加熱する。
フライパンにオリーブオイルをひく。
乾燥ニンニクと唐辛子を入れて、
弱火で香りを出す。
解凍したトマトソースを加える。
弱火のまま加熱して、完全に溶けたら、
白ワインを注いで、強火に。
しっかりとアルコールを飛ばしたら、とろ火に落とす。
オリーブオイルを挽いた鶏もも肉を、
別のフライパンへ。
中火で皮側をしっかりと焼き、身側はささっと。
トマトソースのフライパンへ移して、
とろ火のまま煮込む。
しめじを炒めて放り込んだり、
途中、風呂に入ったりしながら、1時間ぐらいしっかりと。
まずは嫁さんが弁当用に取り分ける。
すると身が簡単にほぐれ、なかなかいい煮込み具合。
明日も鶏肉を焼くか?
悪くはない、キライではないし。
しかし、誰が焼く?仕事だぞ、仕事、
キミもオレも。
ほれ、今日、焼いておいたよかったと思わない?