憧憬、大艦巨砲主義w

メイン盆栽HAWK11 営農機セロー250 奥様号レブル250

No.5

2006-03-25 21:27:07 | いたち&イヌ
ひょんなことから、イキナリ、5番目の家族が加わった。

バタースコッチのフェレットのコテツと申します。よろしく。
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ABSに気をつけろ。

2006-03-25 01:59:38 | 機体と人命を尊重する
バイクにABSが装備されるようになって久しい。
以前に乗っていたモデルでは、'94GTS1000A、'95K1100RSなどが該当する。最新鋭のABSは試したことはない。

某ブログで、「バイクにABSは必要か?」との投げかけがあった。まぁ、ヨソだから控えめな表現にしたが、ココは我が家なので、本音で述べる。以下、あくまで、バイクのABSに限定した話だ。

最近は、消費者までメーカーの擁護をしたりする。嘆かわしい時代なのか、バカが多いのか。だから、メーカーが「右ならえ」を恥ずかしげもなく口にし、「ABSは常識」などとのたまうのだ。
技術をその拠り所とするバイクメーカーが自らの論拠でABSの必要性を語らなかったと言う。「恥を知れ」といいたい。トライアンフがそんなメーカーだったとは、想像もしなかった。

「ABSは、メーカーにとって必要」が結論だ。
我々、ユーザーにとっては、「百害あって一利のみ」だ。

かつて乗っていたGL1500のインテグラルブレーキ。スーパーヘビーなマシンをなるべく安全に、かつ確実に減速するためには、「操る楽しみ」を犠牲にしてでも、前後連動ブレーキによる安定したブレーキングを採用した、とのこと。うんうん。賛否はともかく、納得の理屈だ。実際、マシンに合っていた。

ブラックバードのDCBS。コレもスポーツバイクへの採用は物議をかもしたトコだが、アレも、強力に車体を減速する。しかも、ロックさせるのは、割と難しい。

さて、件のABS。自分をABSに慣らすつもりで、試したことがある。

120Kくらいから前後フルロックさせるつもりで、レバーを一息に握りこむと同時に、べダルを思い切り踏み込む。割と、勇気の要る行為だ。経験を総動員して、マシンの操作に意識を集中する。
ゴゴゴッゴッと、ABSが作動する。当然、レバーは強く握りこんでいるし、ペダルも踏み込んでいるから、肩に、思いっきりチカラの入ったままなので、体は硬直する。
しかも、想定内の減速をしないのだ。目標減速ラインが見る見る迫る。この恐怖が想像できるだろうか?

これは、パニックブレーキではない。事故の発生しない路面で、自らの意志で、試験的に行った行為だ。でも、何度やっても体は硬直する。コレがパニックブレーキなら、回避動作なんて、絶対、できない。なんせ、解っていても、体は硬直してしまうのだ。「こりゃ、集中力がキレたら、転ぶ」と思って、数回で、やめた。

特にフロントは、ABSの動作に慣れるのは、難しい。緊張せずにフロントのABSを動作させるのは、相当、修練を積まなくてはならない。一般のライダーには、事実上不可能だ。つまり、ABSの動作に熟練すること自体が、不可能だ。
反面、リヤは、「効かない」不満が残る。当然といえば当然だが、リヤが「滑るかな」と思う前にABSが動作する。絶対的な制動力は50%減な印象だ。

峠セメセメごっこをしてても、ABSが動作して、心臓がクチから飛び出しそうになったことがある。動作前~動作中では、天地ほどの制動力差があるのだ。瞬間の出来事だと思うが、ガードレールがやたらスローモーションで迫る。体は硬直しそうになるが、目線を無理にインに切れ込ませ、オーバーランだけで済んだ。ABSの動作によって制動距離が予測より伸びて、結果的に、オーバースピードのツッコミになってしまったのだと思う。

まさに、百害。

雨天のスリッピーな路面や、初心者によるコーナーや、曲がり角の「握りゴケ」防止には有効と思うが、それ以上の有効性は見出せない。一利だ。

もともと、ロックしないようにブレーキを操作するよう、心がけているのは、私がオジサンの年齢だから、と言うわけではあるまい。

反面、メーカーサイドはイイコトづくめだ。安全へのアピールにはなるし、販売単価も正当な理由つけて上げることができるし、装備点数も増え、車体の評価も上がる。
安全性を標榜することは、他の面でも、特に波及効果が大きい。

しかし、騙されてはいけない。ABSはいざと言うときの保険では、決して、ない。使いこなせるか否か、極めて判断の難しい、ひょっとしたら、非常に高度な道具なのだ。

どうか、インプレを書く方々、対象車両のネガを表現するのは難しいとは思うが、キッチリシゴトをして欲しいと思う。
コメント (8)
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