山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

時と場合に応じてジェネリック

2015-11-21 11:28:35 | お題
ジェネリック(後発品)と,本来の特許を取った会社の薬(先発品)とどっちが優れていると言ったら、それは発明した会社の薬(先発品)だと考えるのが妥当でしょう。

なぜならば、開発するだけの能力のある会社が作っている薬品だからです。
特許が切れて、他の会社がそれと同じ成分を使い同じ製法で薬を作ることができるようになり、ほとんど同じようなものができたとしても、たぶん技術レベルが違うと思います。
特許の発明内容に記載されていない部分でも、様々な技術の差があり、全く同じではないはずです。ジェネリック薬品を作っている会社の技術が必ずしも低いというわけではありませんが、普通に考えたら、開発した会社のほうが上だろうと推測されます。

ただ、その程度の差であれば薬の効果に影響はないと言えますから、安価で効果さえあればジェネリックでも全く問題がない場合が多いと思います。また、新薬の開発にお金や労力をかけていないだけで、技術能力は高いものかもしれませんし、その分、他の面で工夫などがあるのかもしれません。

国がジェネリックを勧めているのは、医療費の保険負担分を減らすためです。新薬を使う場合は開発するための研究費が加算されているので値段が高い。そのくすりの自己負担分は普通の人間で3割、高齢者は1割なので、のこりを国が負担しなくてはいけない。膨れ上がる医療費を減らすためには、患者が安いジェネリック薬品を使ってくれたら良いのです。

テレビのCMでジェネリックを勧めているのは、ジェネリック薬品の会社が宣伝をしているだけのことです。

とはいえ、このような理由でジェネリック(後発品)を使うのは妥当な判断です。

・新薬(先発品)と効果がほとんど同じである。
・主成分以外に良い面がある場合もある。(飲みやすい味や形状など)
・値段が安い。
・国の医療負担額を減らす。

あとは個人の判断です。。

・効果の違い。ジェネリックは先発品とほとんど同じ成分だが微妙に違う。それで良いか悪いか?
・値段の違い。多量に長期に使う場合は、出費にかなりの差がでる。個人の財力と相談。
・国の医療費の負担額を減らすために協力するかしないか。

医師とも相談の上、そのたびに判断したほうが良いと思います。
どんな薬でも治るような簡単な病気や症状だったらジェネリックで十分だと思いますが、特殊なものであれば、ジェネリックで同じ成分のものがあるとはいっても何かが違うかもしれないので、簡単にジェネリックにしないほうがよいと思います。

薬局では、「常にジェネリックにする」なんていうことを、アンケート用紙に記入させたりしますが、十把一絡げにジェネリックにするのはどうかと思います。
薬によるでしょう。とはいっても、素人にはよくわかりませんが・・。

医師の中には、この薬に限ってはジェネリックではだめだと指定することもあるようです。「先発品とジェネリックは、大部分同じでも、全く同じというわけではない」ということは頭に入れておいたほうがよいと思います。

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