中山国交相の問題発言の中に、「日本は単民族国家だ」というのがあった。
それは事実ではないということで、テレビなどでも言及されているが、私が見たかぎりのテレビ番組では、「アイヌがいるじゃないか」という説明ばかりだった。
じゃあ、日本人の大部分は大和民族といわれるものだが、そのほかにはアイヌしかいないのか?このテレビの説明では「たとえば」アイヌもいるじゃないか、ということなんだろうが、どうせならどんな民族がいるのか、ちゃんと説明してもらいたいものだ。
私自身、ちゃんと説明できないが、考えてみた。
まず、アイヌについては、今年の国会でもアイヌを日本の先住民族とするという議決がされたというが、国会で議決されようとされなかろうと、厳然としてアイヌ民族は大昔から日本に居たし、今も居るということは誰でも知っている。
それから、琉球民族というのがいる。アイヌにはアイヌ語があるが、琉球の言葉もまた本土の言葉とは違ったようだ。ただ、同じ種類ということは言えるらしい。沖縄はもともと琉球という国で独立していたものを日本の一部にしてしまったのだから、やはり日本人ではあるが、もともと違う民族だったということだろう。
日本の勢力が、もともと九州までだったと考えると、奄美大島とかも別の民族と考えることができるかもしれない。南のほうの人は、顔もそれとわかるような特徴がある。
そのほかには、朝鮮などから日本に帰化した人たちはどうなのだろう。在日朝鮮人はかなりたくさんいるときいているが、国籍が日本人でない人も多いものの、日本国籍になっている人も多いはずである。むしろ、この数は、アイヌの人たちよりも多いのではないだろか。しかし、それについて誰も口にしないのは、歴史的な経緯などがあって、あまり触れたくないからだろうか。
中国の人は、世界中に散らばっているというが、中華街の人たちも、日本国籍になっている人もいるのではなかろうか。
中国人といえば、中国残留孤児の人が中国人と結婚し、その子どもをつれて日本に戻って来たということもあるだろう。
あと、ほかには、日系ブラジル人などの子孫が、逆に戻ってきて日本人になった例。
これはもともと日本民族だったわけだが、混血になっている例も多い。ペルーとかの人もいるだろう。
そして、そのほかには、中国・韓国・フィリピンなどからに日本人の家に嫁いできた人。
農村などで、嫁に来る女性が日本人ではなかなかいないということで、集団見合いなどして結婚する場合も多く、その子どもは日本人と母親の民族の血を受け継いで行く。
さらに、一般的な国際結婚もある。
日本が好きで、日本人になる人もいる。
ざっと、考えてみたが、そのほかに忘れているケースがあるかもしれない。
となると、大部分は大和民族ではあるものの、確かに単一民族とはいえないといえる。
しかし、では、多民族国家なのか?といったら、それは違うわけだ。
アメリカやカナダ、オーストラリアなどのような移住の多民族国家でないことは明らかであり、中国やロシアのように複数の民族の集まりとも違う。
そして、海に囲まれているので、簡単には交じり合わないという特徴があることは確かだ。
また、血統主義だから、基本的に日本人の血をひくものでなければ日本人になれない。
日本以上に単民族国家に近い国を探すのも大変なことだろう。
この件に関して、中山元国交相の表現は厳密に言えば間違っていたわけだが、注釈を入れれば許される範囲だっただろう。
そのほかの発言が、あまりにもひどかったために、これについてもそのひとつとして非難が向けられたということだと思う。
それは事実ではないということで、テレビなどでも言及されているが、私が見たかぎりのテレビ番組では、「アイヌがいるじゃないか」という説明ばかりだった。
じゃあ、日本人の大部分は大和民族といわれるものだが、そのほかにはアイヌしかいないのか?このテレビの説明では「たとえば」アイヌもいるじゃないか、ということなんだろうが、どうせならどんな民族がいるのか、ちゃんと説明してもらいたいものだ。
私自身、ちゃんと説明できないが、考えてみた。
まず、アイヌについては、今年の国会でもアイヌを日本の先住民族とするという議決がされたというが、国会で議決されようとされなかろうと、厳然としてアイヌ民族は大昔から日本に居たし、今も居るということは誰でも知っている。
それから、琉球民族というのがいる。アイヌにはアイヌ語があるが、琉球の言葉もまた本土の言葉とは違ったようだ。ただ、同じ種類ということは言えるらしい。沖縄はもともと琉球という国で独立していたものを日本の一部にしてしまったのだから、やはり日本人ではあるが、もともと違う民族だったということだろう。
日本の勢力が、もともと九州までだったと考えると、奄美大島とかも別の民族と考えることができるかもしれない。南のほうの人は、顔もそれとわかるような特徴がある。
そのほかには、朝鮮などから日本に帰化した人たちはどうなのだろう。在日朝鮮人はかなりたくさんいるときいているが、国籍が日本人でない人も多いものの、日本国籍になっている人も多いはずである。むしろ、この数は、アイヌの人たちよりも多いのではないだろか。しかし、それについて誰も口にしないのは、歴史的な経緯などがあって、あまり触れたくないからだろうか。
中国の人は、世界中に散らばっているというが、中華街の人たちも、日本国籍になっている人もいるのではなかろうか。
中国人といえば、中国残留孤児の人が中国人と結婚し、その子どもをつれて日本に戻って来たということもあるだろう。
あと、ほかには、日系ブラジル人などの子孫が、逆に戻ってきて日本人になった例。
これはもともと日本民族だったわけだが、混血になっている例も多い。ペルーとかの人もいるだろう。
そして、そのほかには、中国・韓国・フィリピンなどからに日本人の家に嫁いできた人。
農村などで、嫁に来る女性が日本人ではなかなかいないということで、集団見合いなどして結婚する場合も多く、その子どもは日本人と母親の民族の血を受け継いで行く。
さらに、一般的な国際結婚もある。
日本が好きで、日本人になる人もいる。
ざっと、考えてみたが、そのほかに忘れているケースがあるかもしれない。
となると、大部分は大和民族ではあるものの、確かに単一民族とはいえないといえる。
しかし、では、多民族国家なのか?といったら、それは違うわけだ。
アメリカやカナダ、オーストラリアなどのような移住の多民族国家でないことは明らかであり、中国やロシアのように複数の民族の集まりとも違う。
そして、海に囲まれているので、簡単には交じり合わないという特徴があることは確かだ。
また、血統主義だから、基本的に日本人の血をひくものでなければ日本人になれない。
日本以上に単民族国家に近い国を探すのも大変なことだろう。
この件に関して、中山元国交相の表現は厳密に言えば間違っていたわけだが、注釈を入れれば許される範囲だっただろう。
そのほかの発言が、あまりにもひどかったために、これについてもそのひとつとして非難が向けられたということだと思う。