放送大学の試験も散々だったが、ようやく終わり、ずいぶんと気持ちが解放された。
結局、何もやらなかったようなものだが、何かをしなくちゃならないと思っていることが、神経に悪い。そういうときは、何か好きな事をしたいと思いついても、ブレーキがかかる。かといって、やらなきゃならないことをするわけでもなく、好きなこともしないから、結局何もかもにブレーキがかかってしまうのだ。
放送大学の勉強があるからできないなあと思っていたことに、「読書」があった。教科書を読んで物を覚えるとか、考えるとか、ではなく、ただ好きな本を読むだけだったら、どんなに楽しいだろう、などと思った。だから、自由の身になった今こそ、それをすればいいのだ。
昨日は、夜勤明けの夫が図書館に行くというので、私も睡眠不足ゆえドライブには行かず、夫と一緒に自転車で図書館に行った。そして、本を借りることにした。
しかし、何を借りようか?ええと、最近読もうと思ったのは何だっけ?・・・結局、思い出せず、偶然の出会い方式で借りる本を決めることにした。
現代の小説の棚の前に立つ。「地図男」(真藤順丈)。どんな内容かな?運転をするようになってから、私はいつも東京都の分厚い道路地図帳を持ち歩いている。それで、地図にはちょっと関心がある。どんなことが書いてあるか中身を見ようとして本を開いたが、・・文字が見えない。そうそう、またもや「老眼鏡」だ。また、忘れたらしい。カバンの中に見当たらない。ま、なんでもいいか、と思い、1冊目を選んだ。
もう一冊は、くるりと振り向いて後ろの棚を見ると、「ドライブ」(藤代冥砂)という本が、書架に並ぶ本の上に横になって寝ていた。「ドライブ」か、ま、いいんじゃない?目次を見るといろんな道路の名前が目に入った「山の手通り」とか「西湖バイパス」などとある。おお、いいんじゃないかな、知っている道路もあるし、これから走りたい道路もあるし。表紙に女の裸の絵があるのはちょっと気になったが、その本にした。
で、自宅に帰って、寝る前にまず「環状八号線」を開いて読んだ。
???どこに環状八号線の事が書いてあるんだ?確かに環八は羽田に続いているらしいけど、羽田に近いホテルの中での話かよ。
なんか、思っていたのとは全然違う内容だった。やはり表紙の絵が内容を表していたのか・・・。
近頃は、こんな内容いいのかな?と思うような小説が多い。18歳未満禁止にしたいくらいだ。
「地図男」のほうに期待するとしよう。
「本を選ぶときに文字が見えない」とは困ったことです。
ちなみに、帰宅してみると、老眼鏡はちゃんとカバンの奥に入っていたのでした。
ついでに、夫ですが、図書館で借りたのは演歌のCD。ツタヤでも演歌のCD。
なんで、最近演歌にはまってるんだろう・・・
夫の部屋からは常に演歌が・・・。ますます、趣味が合わなくなっていくなあ・・・・・・
(写真は1月29日の夕暮れの富士。いつのまにか太陽は富士山の右側に沈むようになっていた。
真上に沈むのを見逃しました。)