昨日の朝、you tubeを見ていたら、その日、千野哲太さん(サックス奏者)が杉並でリサイタルをやるということがわかった。杉並とはいったいどこなのか?
you tubeではわからなかったので、色々検索してみると杉並公会堂で19時開演ということがわかった。
私は以前から千野哲太さんやピアニストのフォルテさんの演奏動画を見ていて生演奏を聴きたいと思っている。
昨年は中野ゼロホールで合同の演奏会があったものの、新型コロナが怖くて聴きに行かなかった。
それが、今度は杉並公会堂でやるという。値段は1000円と驚くような安さである。こんなチャンスを逃す手はない。
杉並公会堂のHPを開くと、チケットは電話か窓口と書いてあったので、電話よりも窓口に直接行ったほうがよかろうと思い、営業10時開始を待って出かけて行った。
と言っても、途中でTシャツがやたらに喉を圧迫すると感じ、首のところを見るとなんと後ろ前だったので、また家に引き返しTシャツを着直したりしていたので、遅くなってしまった。
杉並公会堂に着くと、いったいチケット売り場ってどこにあるんだろうと思った。
どう見ても建物の外にはないので、中に入っていった。
すると、どう見てもただの事務所のようなところしかなかったので、そこで聞いてみると、確かにそこが通常はチケット売り場らしいのだが、すでに当日のチケットは扱っていないのだそうだ。
それで、当日券は18時の開場時刻から30枚だけ発売するとのことだった。
私は、千野哲太は東京芸大を出ていて優秀な奏者だとは思うが、一般的に有名なプロ奏者でもなく、普段は無料の路上演奏をしているユーチューバーというくくりなので、そんなに人気は無いものと思っていた。
だから、大ホールでは空席がいっぱいあるくらいかと思っていたので、楽にチケットがありあまっていると思い込んでいたのである。
だが、実は当日だから前売り券を扱っていない、というだけではなく、すでに前売り券は完売になっていたらしい。
また、私は普段ツイッターというものをあまり見ていないので知らなかったが、そちらでは千野哲太さんが以前から、杉並1000人ライブというのを目標に掲げて活動を続けてきたことを、今さらながらに知ったのであった。
なんということだ。灯台元暗しである。杉並公会堂は地元みたいなものなのに・・・。
時々、何かめぼしい演奏はないかと公会堂のHPを見たりすることもあるのだが、なかなか適当なものがなく、最近は見ていなかった。
自分の情報収集力のなさ、アンテナの感度悪さに愕然とする。
若者だったら、ツイッターの情報を見逃すことはないのだろう。
私は、ツイッターでは、そんなにたくさんのフォローをしていないので、何もかも確認することはできない。
また、コンサートのチケットなどの仕組みについても、経験がなくよくわからない。
コンサート会場というのは、単にホールを貸しているだけなので、そこで演奏会があるからといってそこで常にチケットを売っているわけではないようである。
そこのところが、私は映画館のように上映時刻前までは空席がある限りずっと売っていると勘違いしていたのだった。現地に行けば座席表などを見て好きな空席を選べるものだと思い込んでいた。
まったく、おそるべき無知。
これも、これまでの人生、ほとんどコンサートなどに行ったこともない生活をしていたから、常識知らずなのだろう。
ということで、がっくりして帰ってきたのだが、夜の開場時刻18時に行けばチケットが買えるのか、それとも人気があるのだったらもっと早く行って並んでなくてはいけないのか。
もしそうなら何時に行けばよいか?開演までどうやって時間をつぶすか?
夕飯の時間にぶつかり、夫は行かないと言っていたので、夫のための夕飯をその前に用意しておかないといけないか?
もし当日券が買えなかったら、さらなるショックに見まわれるのではないか?
もし、当日券が買えたとしても、満席だったら密になるだろうし、おそらく若者たちが多いので、こんなおばさんは場違いで圧倒されてしまうかもしれない。
クラシックだから、大丈夫かな?
とにかく、買い物をして帰宅しようと心を沈める。
・・・
そもそも、千野哲太の路上演奏動画は、この頃飽きてきてあんまり見ていなかったのだ。
そんなに感動する演奏でもないのだけど、それがちゃんとしたホールの演奏だったら全然違うんじゃないかと思うし、普段の薄汚い服装とは違って、ピシッと決めたいでたちでの演奏が見たいと思ったのである。
それも、たまたま近隣で行きやすい会場だったからまでのこと。
夕方、もう一度チケット獲得に頑張れるか??? う~む。
東京芸大を卒業して、路上ライブを始めた本当の理由【すとさく】
この動画、昨日の午後になって初めて見たんだよね。
ずっと前から杉並の演奏会、企画していたんだね
結局、私は当日券の獲得には動かず、その時間は家で夕飯食べてた。
とにかく千野哲太さんのこの計画は成就したと思う。 成功おめでとう。