ニャん丸さんのフラッシュライトフォトコンテスト(FPC)に応募した写真です。
昨年、ライトを使ったクリスマスの写真を考えた時、ずいぶん悩みました。
優しい印象のクリスマスと、クールな印象のライトとの組み合わせが難しいからです。
それで今年は、早くから考え始めました。
テーマはツリーとイルミネーション。
何日もかけていろいろ撮ってみましたが、どうもしっくりときません。今年も悩みました。
そんな中、趣を変えてグラスを使ってみようかと思い始めました。
ワイングラスにステック野菜、シャンパングラスにキャンディーなどを入れることもあるのですから、グラスにライトでもいいじゃないか、というわけです。
グラスはソーサー型のシャンパングラスを使おうと思いましたが、ライトが置きにくいので逆三角型のカクテルグラスを使うことにしました。どちらも100円ショプで購入。
最初はJCR2HIとキャンドルモードのLRを入れましたが、2つではちょっと寂しいです。そこで綺麗な包みのチョコレートを一緒に入れてみましたが、包み紙に視線が行ってしまってライトの印象が薄まります。
悩んだ末、CR2カプセルをアクセントに加えることにしました。
背景は、本当はツリーのイルミネーションをぼかしたいのですが、適当な大きさのツリーがありません。撮影用だけのために新たに購入するのはもったいないので、イルミネーションだけを使うことにしました。
こうして完成させた撮影風景がこちらです。
背景は黒バックの方が印象が強まると思いますが、実際のクリスマスの夜を考えると、真っ暗ではなく薄明かりの中でしょうから、白バックとしました。
おっと、この時はまだ扇風機がかたづけてありません。
撮影で注意するのは、グラスの映り込みとライトとイルミネーションの光量バランス。イルミネーションのボケの大きさです。
イルミネーションは大きくぼかしたいですが、開放では口径食の影響が出ます。
試し撮りした結果、最終的には次のデータです。
α7Digital Macro50mmF2.8 Mmode f3.5 1/45sec. Flash-2EV ISO-100
しっとりとした落ち着いた大人の雰囲気です。
後日黒バックでも撮ってみましたが、メリハリがありクールな印象にはなるものの、しっとりと落ち着いた雰囲気はなくなり物語が感じられませんでした。
まだ反省すべき点はありますが、この冬はこれで行きましょうか。