デジカメでは、コマごとのISO感度設定と手振れ補正機能で、三脚の出番がめっきりと減りました。
旅行を楽しむなど撮影がメインではない場合、スナップ写真などシャッターチャンスを優先したい時、自らが小まめに動いてリズムをつけたい場合や、三脚不可の場合などは手持ちですが、きちんと撮りたいときは、三脚を使いたいです。
三脚を使う利点はいくつかあります。
・手振れを防ぐ。
・きっちりピント合わせをし、厳密なフレーミングができる。(結構これは重要。)
・高感度でシャッタースピードをかせぐより、低感度で長時間露光した方が、ノイズが少なく良い結果が得られる。
三脚を使わない理由は、「持ち運びに重いし、面倒くさい」というのが大半だと思います。
面倒くさがってはいけません。
「ま、いいかは結果に表れる。」です。
選び方。用途によって異なり選択は様々ですので、詳しくは雑誌の記事などに譲るとして、ポイントをいくつかご紹介します。
・軽いカーボン三脚がお勧め。
・脚を伸ばしたときに目の高さに届くもの。
中腰では疲れますし、姿勢もかっこ悪いです。
・ローポジションに対応しているもの。
お花などを撮る場合は、必須ですね。
使い方。こちらも詳しくは雑誌の記事などに譲るとして、ポイントを2つ。
・漠然と三脚を立ててからカメラを据えるのではなく、この位置からこう撮りたいと決めて、その位置に三脚をセットする。
こうすることで、カメラを据えてからの調整が少なくなり、面倒くささが軽減されます。
・斜面では各脚の長さを調整し、センターポールが垂直になるようにする。
このくらいの斜面ならいいか、と脚の長さを全て同じに伸ばし、三脚を斜めにセットすると、倒す危険があります。何度もやりました。(T_T)
次に雲台です。
・3WAY雲台
きちんとフレーミングしたい場合は、3WAY雲台が使いやすいですが、自由雲台に比べて大きく重くなります。
・自由雲台
3WAY雲台より小型軽量ですが、厳密なフレーミングはしにくいです。
その他
三脚は荷物になりますので、できるだけ小型軽量なものにしたいと思いがちですが、きゃしゃな三脚ではすぐに飽きてしまい、結局ワンランク上のものが欲しくなります。
カタログなどに、どのくらいのボティやレンズに対応するという表が載っていることが多いですので、これを参考にしっかりした三脚や雲台を選びたいです。
参考。私の場合、担いで移動することを念頭に選択しています。
ZITZO G1329(3型3段カーボン)+Velbon PH-273(マグネシウム合金自由雲台) 主に使用
ZITZO G1227(2型3段カーボン)+Velbon PH-263(マグネシウム合金自由雲台) サブで使用
ZITZO G1228(2型4段カーボン)+Velbon PH-263(マグネシウム合金自由雲台) 旅行用。4段で畳んだ時に小さくなりますが、ほとんど出番なし。
これ以前に購入したその他の三脚は、ライトスタンド代わりになっています。
当時、カーボン三脚はジッツォぐらいでした。今は各社から発売されています。雲台は、
梅本製作所の自由雲台や
ハスキーの3Dヘッドが欲しいです。
表題写真は、スリックのプロミニにベルボンの自由雲台を組み合わせたもの。
三脚と雲台は、別々に好みのものが選べるものが良いです。