ここのところいろいろあって、無駄遣いが多いです。
今度は、G.サカイのAR-301です。(表題写真上、下は比較のためのムサシ。)
本当は、
炭素鋼モデルが欲しかったのですが、在庫切れ、やむなく最後の1本の440Aモデルを購入しました。
このナイフは随分以前に発売され、道具の原点・現代の肥後守というコンセプトで作られたもののようです。
当時は興味がなかったものの、最近たまたまハンズで握ってみると、とても握りやすく使いやすそうで、一目ぼれしてしまいました。
しかし、ハンズには左利き用しか在庫なし。ネットで探しての購入となりました。
仕様( )内は実測
全長:15cm(15.1cm)
折りたたみ時:9.7cm(9.7cm)
ブレード長:5.9cm(5.5cm)
サイドロック機構
刃渡り:5cm(直線刃)(4.8cm)
刃厚:3mm(3mm)
重量:90g(110g)
ハンドル材:18-8ステンレス
外観等
ブレード長と重量が、パッケージ記載のデータと実測で随分違います。んー。
値段が安いこともあってか、ブレードの仕上げはいまひとつです。
ハンドルはヘアラインで綺麗に仕上がっていますが、飾り気はまったくありません。
実用品と割り切ったコンセプトだと思いますが、安っぽさはありません。
砥石が付属します。
1
2
使用感等
まず持つと、ずっしりと重いです。そして、ハンドルの指かけやブレードのサム・レストに自然に指がかかり、とても握りやすいです。
ロックはサイドロックで片手でも操作できますが、ブレード開閉の動きに滑らかさがありません。ハンズで触ったものは滑らかでしたので、個体差と思います。
ブレードを閉じると、随分ハンドルが長いです。
刃体長が短いとそれに合わせてハンドルも短くなっているナイフが多いですが、刃体が小さくなったからといって手まで小さくなるわけではありません。
適度なバランスというものもありますが、このナイフのように刃体長が短い割りにハンドルがしっかりしていて握りやすいのは、力が入りやすく好感が持てます。
気になるところを挙げるとすると、ハンドルがステンレスですので、場合によっては滑りやすいこともありそうです。また、冬場に使う時には冷たいかと。
切れ味
440Aですので、刃持ちはどうかわかりませんが、最初の切れ味はとても良いです。
片刃と言っても、切り出し小刀のように完全な片刃(レの字)ではなく、少しV字方になっていますので、万能的に使いやすいと思います。
まとめ
とても握りやすく、扱いやすそうで気に入りました。実用ナイフとして魅力的です。
このモデルは、炭素鋼に他にATS-34もあったようです。
生産未定とのことですが、ぜひ手に入れたいものです。
その他
パッケージから転載
このナイフは日常で最も作業性の高いスイート・スポットを生かした形状で、しかも片刃である為、紙や竹、木を切るのに最適である。
AR301は使用者に合わせ、右利き用と左利き用が生産されていて、子供から大人まで満足させる使用感がある。子どもは手作業をとおして成長し、バランスした感性をもつ人間となる。子供からナイフは危険といって遠避けるより、良いナイフを与えることも教育である。子供の成長に役立つナイフとして完成したこのナイフは現代の肥後守と呼ぶのにふさわしい。
近年ますますナイフの取締りが厳しくなってるように思いますが、ナイフは道具です。
「ナイフは人を傷つけない、人がナイフで人を傷つける。」使う人の手にかかっているわけで、正しい使い方をすれば、人を傷つけるものではありません。
パッケージにあるように、遠ざけるのではなくて、正い使い方を教育して欲しいですね。
※写真は、フラットで気に入りませんが、相変わらず撮影に気合が入りません。撮りなおす元気もなし。なんだか言い訳ばっかりだなぁ。
鼻づまりで夜寝苦しくあまり眠れないので、日中辛いです。早く元気になりた~い。