※12/28 記事を追加、修正。撮り方を追加。
※12/31 外観・仕上げ等にナーリングについてを追加。
と言うわけで、昨日少し触れました
カトキチさんの壱式SSです。
表題写真 手前:SS(Stainless Steel)、左:
LE(HA)右:ノーマル仕様(
梨地シルバー)
カトキチさんの真似をして、カーボンバックで撮りたかったのです。トレカT300の板です。
仕様(
カトキチさんのブログから+α)
ヘッド・ボディ:SUS316L削り出し
LED:SSC P4 USXOH
リフレクタ:McR20S
コンバータ:6モード調光(*)
レンズ:SCHOTT B270 両面ARコーティング
重量:57g
*コンバータの6モードは以下のサイクルとなっています。
1:Low点灯-約80mA
2:Mid点灯-約250mA
3:High点灯-約400mA
4:ストロボ1-「・・・・・・・・.....」
5:ストロボ2-「・・・ ・・・ ・・・.....」
6:SOS-「・ ・ ・ - - - ・ ・ ・」
外観・仕上げ等
ピカピカです。
ノーマル仕様の梨地シルバーの宝石のような美しさ、LEの落ち着いたかっこよさとはまた違う、いかにもメタリックな印象です。
SUS316Lは、俗に「マリーン系」とも言われ、海水等の金属が腐食しやすい環境において頼りにされるステンレスだそうです。
ナーリングは、他のモデルに比べてざらざらしています。
汚れをティッシュペーパーで拭いたりなんかすると、ぼろぼろになって、ナーリングにまとわり着いてしまいますが、ケースに入れたりポケットに入れたりするには、特に違和感はありません。
滑り止め効果が強く、素早くモード切替するには適しているのではないかと思います。
操作方法
通常の壱式同様ヘッドをねじ込んでオン、緩めてオフですが、素早くオンオフを繰り返すことでモードが変わっていきます。
使用感等
まず、ずっしりと重いです。EDCを考えると軽いアルミボディの方が良いですが、いかにも丈夫そうな安心感があります。
モードの固定は付いていませんが、表記の順で変わって行き分かりやすいです。
概ね0.5秒以上OFFにすると初期のLowに戻ります。数字で見ますと短い感じがしますが、モード切替は基本的に素早く行いますし、初期に戻したい時には、「待つ」という感覚がほとんどなく使いやすいです。
モード調光
以前は、個人的にはモード調光は必要性を感じませんでした。それより2つライトを持ったほうが良いと思っていました。
理由は3つ。単純な構造のほうが壊れにくい。万一の故障等に備える。電池交換時の明りの確保です。
しかし、壱式SSC P4のように明るいライトですと、暗さに目が慣れているなど、場合によっては目がくらむこともあります。そんなときはモード調光がついていると便利だと感じるようになりました。
光り
X0らしいややクールな白色です。照射パターンは、通常のSSC P4仕様と変わらず綺麗です。
Lowでもそこそこの明るさがありますので、ランタイムをかせぐには、良いです。
MidとHighは、LowからMidの差よりも小さく感じ、通常使用ではMidでも充分に感じます。
パルス発光とのことですが、ちらつきはほとんど感じられず、実用的です。
コンバータ
1AA ONLYと表示があります。ARC mania氏の1AAライト「Extreme II」と同じ基盤を流用しているからだそうですが、壱式の3Vに最適化されているそうです。
定電流型ではありませんが、比較的一定な明るさが続くようで、こちらも私好みです。
ランタイムは公表されていません。どなたか測定を期待いたします。
レンズ
SCHOTT B270を少し調べてみましたら、透過性の良いガラスのようです。
レンズ自体の透過性がよく、両面ARコートにより反射を抑えてありますので、効率は更に高まるでしょう。
まとめ
壱式は、ボディの素材や仕上の違いにより、ずいぶん印象が異なり、それぞれに魅力的です。SSの重さに関しては好みが分かれるところとは思いますが、モード調光がつき、更に進化した印象です。
さあて、今度はチタンボディ、カーボンボディかな、なんて。←言うは安し行うは難し。
照射写真や別の写真も撮ってみたいと思っていますが、年末年始でいろいろ予定がありますし、1月には手術も控えていますので、さてどうなりますか・・・。
※今回の撮り方
下地はカーボン(トレカT300)の板。
SSは写り込みが出ますので、左右に白いボードを立て、前面もレフ代わりの白紙をかざしています。
上面にはトレペをかざしています。
レンズはmacro50mmF2.8、絞りは最小絞り値のf32。回折の影響でやや描写が甘くなりますが、被写界深度を優先しました。
ISO200、シャッタースピードは光源の明るさから、4秒です。
照明は2つ。一つはトップライトに近い天井蛍光灯。もう一つはアクセントライトとしてのフラッシュです。
フラッシュは、シャツターの開いている間にやや背後からマルチ発光させ、動かしながら面光源を作っています。
中央を明るくして変化を持たせてみました。