※1/23 音、付属品、ランタンモードについて追記。
※1/23 照射比較写真を追加。
※1/26 写真を追加。Rebel LEDのリコールについて追記。これに伴い、記事を上げる。
ARC mania氏のMJP Extreme ⅢとMicroが届きました。(1/22)
届いた夜にそそくさと、セーターの上に乗せ、手持ちISO800で撮影。
表題写真は撮り直しましたが、こちらの方が形が分かりやすいと思いますので、残しておきます。
◎Extreme Ⅲ
○仕様
CLFの
こちらを参照
全長77.7mm
径:14mm(ヘッドのナーリング部:14.4mm)
重量:19g(リチウムAAA一次電池込み27g)
○付属品
ランタン仕様用の乳白色キッャプ
Oリング3個
Oリンググリス
○外観・仕上げ等
HAですが、ムラなくとても綺麗な仕上がりです。
全体に落ち着いた雰囲気です。
径は
L0Dと変わりませんが、長さが3.2mm程長いため、細長く見えます。
重さはL0Dより5g重く、見た目よりややずっしりした感じがします。
リフレクタは、オレンジピール加工でL0D Rebelより径が大きく奥が深いです。
キーリングの穴はL0D同様、穴の横に切込みがあり、リングをつけていても上向きに置けるようになっていますが、穴と溝の間隔が狭く、小さなリングしか使えないです。
小さなリングでも良いのですが、リングが小さいとはめにくいので、もう少し間隔があったほうが良いように思いました。
ちなみに、リングは付属してません。
大きさ比較
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5c/5d/08d47391081f6258b0418923c2068b8e_s.jpg)
左から、Extreme Ⅲ、L0D、Arc-AAA P
(L0Dはちょっと緩めすぎたかな、もう少し閉めこめば、少しだけ短くなります。)
リフレクタ比較
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7c/74/870bd4c2da22eb2f6a255e860d820a45_s.jpg)
左:Extreme Ⅲ、右:L0D Rebel
○操作方法
CLFの
こちらの
この表を参照。
英文ですし、多機能で分かりにくいです。
belyoさんにご教授いただいた内容はこちら
■用語
『P1』ヘッド側に付いた○印とボディ側に付いた●印を合わせる。
『P2』ヘッド側に付いた○印とボディ側に付いた●●印を合わせる。
『SW』P1→P2→P1(またはP2→P1→P2)と素早く捻る。この一往復をSWと呼び、複数回繰り返す事をSW×2、SW×3...SW×10と呼ぶ。
捻る速度ですが、結構スピーディにやる必要があります。
参考までに、この
ビデオはSW×3でストロボモードにした時のものです。
■基本操作
『スタンダードモード』
最初の状態では「スタンダードモード」になっています。
ヘッドを閉めこんだ状態がOFFで、P1まで緩めるとLo、P2まで緩めるとでHiで点灯します。
先にご紹介したマニュアルはLiteFlux用に記述されたもののため、Hiが50%、Loが15%の明るさとなっていますが、Extreme IIIでは、それぞれ80%/20%ぐらいに設定されているようです。
※どのモードに入っていた場合でもSW×1の操作でスタンダードモードに戻ることができます。
『ユーザアジャスタブルモード』
任意の明るさをひとつだけ記憶しておけるモードです。
SW×2でこのモードに入ります。標準では100%の明るさが設定されているようです。
もっと暗い状態に設定したい場合には、このモードに入った後、さらにSW×2で光の増加/減少を切り替えます。
この状態でしばらく眺めていると徐々に暗くなるのが分かります。
適当な明るさになったらP1にセットして明るさを固定します。次回このモードに入ったときには、設定した明るさで点灯します。
しかし、この状態でP2にあわせてしまうと増加/減少の動作を始めるため、明るさが変化してしまいます。
このモードが使いこなせるようになると、スタンダードモードのP1/P2に任意の明るさをセットできるようになります。
『ストロボモード』
いわゆるストロボ的発光のモードです。SW×3でこのモードに入ります。
P1でゆっくり、P2で速い点滅になります。
『SOSモード』
SW×4でこのモードに入ります。P1で暗めに、P2で明るめの信号を発します。
■拡張機能
上記以外にも機能がありますが、多機能ですので、とりあえずは基本操作の習得をした方が良いようです。
出荷時の設定に戻したい場合は、SW×10を行います。
ユーザが設定した値がリセットされ、出荷時の設定に戻ります。リセットに成功すると1回だけ点滅します。
○操作感
ヘッドをねじ込んだ状態がOFFです。マグライトのソリテイルと同じです。
スタンダードモードでは、P1まで緩めるとLo、P2まで緩めるとHiですが、一瞬遅れて点灯、切り替えがされる感じです。
位置が多少ずれても点灯しますので、少しずつ回すより、角度で言うと90度ぐらいずつ、指先で1回ぐいっと回すとLo、更にもう1回ぐいっと回すとHiという感じで使うと使いやすいです。
ストロボやSOSモードを多用するわけではありませんので、通常はスタンダードモードでよく、その都度素早くON・OFFを繰り返してモード切替するものより使いやすいと感じました。
ただ、ねじ込んでONに慣れてしまっていますと、戸惑うことがあります。
ヘッドのナーリングは見た目は後ろの方によっている感じがしますが、使ってみると指当たりは悪くないです。
トルク感も悪くありません。
消灯時は、きっちり閉めこまないと、知らないうちに点灯してしまうことがあります。これはちょっと微妙すぎると感じました。
○光り
X0でしょうか、ややクールな白です。
ヒートスポットも全体の照射範囲も、
L0D Rebelより狭く、もう少し広い範囲を照らす方が使いやすいと感じました。
Hiの明るさは、L0D RebelのPrimary(Midiam)より明るくNax(High)より暗いです。
Loの明るさは、L0D RebelのLowより明るいですが、照射範囲が違うので、一概には言えないです。
照射パターンは、無地の壁を照らすとややムラがあり、L0D Rebelの方が綺麗ですが、
L0D CEのようなダークリングはなく、実用上は気になりません。
パルス発光なのかどうか分かりませんが、L0Dのようなちらつき感は全くなく、気持ちが良いです。
L0D Rebel 100との比較はこちら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/dc/db93022b2a1401b580e30b63b43bbf0b_s.jpg)
小さい画像750pic.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/03/13/aa964f2f3be4f9a15abbb1b25a32a785_s.jpg)
大きい画像2400pic.
襖までの距離30cm。
色温度は5500kに設定していますが、襖が白ではないので、色味は目視とは異なります。
Extreme Ⅲは白っぽく、L0D Rebel 100は黄色っぽく感じます。
Highの明るさがあまり違わないように見えますが、L0D Rebel 100の方が広い範囲を照らすので、随分明るく感じます。
α7Didital 35mmF2 M.mode f5.6 1/15sec. ISO-200 5500K
○ランタンモード
乳白色のキャップが付属しており、ヘッドにかぶせることによって、ランタンとして使用できます。
ぶら下げても、上向きに立てても使用できます。
Hiでもリチウム一次電池で約2時間、Loでは更に長時間点灯しますので、ほんわかとした明かりを楽しむことができます。
○ランタイム
こちらを参照してください。
スタンダードモードのHiで、アルカリでは35分ほどですが、リチウム一次電池では約2時間概ねフラットに明るさが持続し、好感が持てます。
○音
Loでは気になりませんが、Hiにするとキーンという耳鳴りのような甲高い音がします。
最初耳鳴りかと思いましたら、本体からしていました。
周りの音の有無によっても聞こえ方は違うと思いますが、一旦気になりだしたら、消灯しても残聴のように耳に残り、生理的によろしくありません。
○まとめ
質感、操作性共に良く、光のちらつき感がないのも良いです。
照射範囲が広いと更に使いやすいと感じました。
甲高い音が発生するのは、残念です。
※ Rebelの不良ですが、Extreme Ⅲは該当しないとのことです。
◎Extreme Micro
イルミナムさんがレビューされていますので、
参照してください。
○仕様
CLFの
こちらを参照してください。
全長:46mm
径:19mm
重量:25g(CR2込み)
○外観・仕上げ等
壱式より更に小さく
JCR2 LRより一回り小さくて軽いです。
デザインはいたってシンプルです。HAは完売のため、ブルーです。
ネジ部や内部もChemKoteされ、綺麗に仕上がっていますが、完成度はExtreme Ⅲの方が高いように思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/14/ce/40d161d38860a4f030a3f4b0f370b52a_s.jpg)
左から、Extreme Micro、壱式LE、JCR2 Hi、JCR2 LR
(JCR Hiは、JIL Liteの文字を合わせようとして、1回転緩めすぎました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/body_deject.gif)
)
○操作性
ヘッドをねじ込んでON、緩めてOFF。モード切替もなくいたってシンプルです。
個体差かもしれませんが、オーリングの滑ッとしたトルク感がなく、ややスカスカな感じです。
点灯時にしっかりねじ込まないと、ちらついたりします。
操作感の肝心なところだけに惜しまれます。
壱式のOリングをつけてみましたが、やや太くヘッドがはまりませんでした。
※カトキチさんに調整していただき、ON・OFFのトルク感は良い具合になりました。
○光り
壱式SSC P4仕様同様、綺麗な照射パターンです。
350mA仕様で、明るさは壱式より劣りますが、大きさ、発熱、ランタイムを考えるとバランスが取れていると思います。
○まとめ
小さくてかわいいです。
操作感がいまひとつで、惜しまれます。操作感がよければポケットに入れて持ち歩く、EDCにぴったりだと思います。
※操作感は、カトキチさんに調整いただき、良い感じです。
※この度は、belyoさんのご厚意により、入手できました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。