しゃくなげ荘には、6つのお部屋と同数の、それぞれ雰囲気の違うお風呂があります。
どの浴室も温泉は同じで、宿泊の場合、空いている浴室に内鍵を掛けてしまえば、時間制限もなく24時間すべて完全貸切です。
宿泊専用の露天風呂と3つの露天風呂は、この廊下の先です。
手前にあるのが、宿泊者専用の鍵で開ける浴室になっています。
鍵を閉めたところにある脱衣所から、さらに階段を下ります。
寝湯のある露天風呂「ゆ宝の湯」です。
お湯は熱めです。
この浴室の他に・・・
ヒノキの香りがとても心地よい、半内湯風のお風呂「鬼胡桃」もあります。
外の空気が浴室に流れ込んでくるため、そんなに湯疲れせず、長湯できます。
夕刻のほんの少しの時間、青に包まれるこの時間の入浴が一番好きです。
宿の一番人気は、眺望がよい「山波」。
眼下に赤倉温泉街と山並みが見渡せます。
この宿を選んだのも、赤倉温泉の足湯「せいじん館」を利用した時に、この露天風呂が気になり、いつか泊まってみたいと思ったからでした。
自家源泉で温度が比較的高く、よくあたたまるお湯ですが、雪のこの季節の露天風呂は長湯も心地よく最高です!
一番長湯したのは、屋根のある露天の「古木林」。
2カ所から温泉が出ていますが、露天のお風呂の中では一番ぬるめでした。
じっくり温泉に浸かりながら、自然の美しさを愛でる贅沢な時間。
とても心が静かになるひと時です。
さて、他にも内湯が2つあります。
大浴場を開けてみると・・・
脱衣所には、スチーマーが自由に使えるコーナーもあって、嬉しいサービスです。
実は、朝ひとりで大浴場を貸し切っちゃったのですが、並々と注がれる源泉と、この大きな浴室・・・本当に最高に贅沢でした。
お風呂のお湯もとても綺麗だし、完全なかけ流し温泉なんですから・・・
小浴場は、家庭的な雰囲気の浴槽ですが、お湯も新鮮でした。
はじめての完全貸切温泉でしたが、想像以上に満足でした。
浴室では誰とも顔を合わせることなく、好きな浴槽に好きなだけ入れるのですから。
ほんとうにこの宿に決めて良かったと思える、思い出に残る温泉時間でした。