「会津で美味しいものを食べようね!」と相方におまかせに。
河東ICを下りて「めん屋河京」さんが見えてきてそこに入るのと思いきや、何とその手前の、決して飲食店と思えない建物のパーキングに入ってしまうではありませんか!
ここは・・・?
「やさい、くだもの」の手書き看板を横目に見ながら、まことに不思議な気持ちで暖簾をくぐりました。
なんと店内は満席!
椅子に座って待つ方々の最後尾に座りましたが、少しの間にお客様がどんどん増えていきます。
店内は簡素な内装で、テーブルも食堂風です。
もともとは果物屋さんが、思いつきでラーメン屋さんに転業したのかと、そんな勝手な想像を巡らせていると、意外とそう待たずに席に呼ばれました。
期待することにして「手打ちラーメン大盛り」(800円)をオーダーしてみました。
そう待たずにラーメンが運ばれてきました♪
さてどんな味わいのラーメンでしょうか?
スープを啜ると、やや醤油勝ちのバランスの良いスープです。
例えば鶏ガラとか豚骨とか魚介とか、なにか特別な特徴を感じるスープかというと、そう秀でるものは感じませんでした。
某チェーン店にあるような万人に受ける印象のスープです。
特徴的なのは、平たくウェーブとよじれのある極太麺です。
ツルツルぷるんと口の中で躍動する麺です。
しかもこの麺の最大の特徴は、麺の端っこ(耳?)の部分が分厚くなっていて、まるで「すいとん」のようなもっちり感も味わえます。
言葉にすると「ツルツル プルン モチッ ぐんなり」です。
したがって、ラーメンをズルズル啜るというよりは、スープと絡ませながら流し込み食らうという、今までに体験したことがない独特の食感でラーメンを愉しみことができます。
こういうラーメンの多彩な食味の「面白さ」が、ラーメンから私の心が離れられない理由だと、再確認するような思いがしました。
こちらは「手打ワンタン麺」(800円)。
ワンタンは麺にヒラヒラと泳ぐようなものではなく、少しのお肉を包みギュッと固めな仕上がりになっていました。
法蓮草は、少しエグミを感じました。
チャーシューはちょうど良い味の含みで、柔らかく、ある程度のジューシーさがありました。
後日談ですが、地元のスーパーでは、この「手打ち麺」に食感が似ている麺が販売されていました。
■古川農園
住所 福島県会津若松市河東町倉橋字鏡山21
TEL 0242-75-3080
営業時間 11:00~14:00
店休日 水曜