4月1日(金)19時 札幌コンサートホールkitara
[プログラム]
「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウイーン」のための前奏曲「イントラーダ」
ベートーヴェン/バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲Op.43
プロコフィエフ/交響曲第一番ニ長調Op.25「古典」
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
ベートーヴェン/交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ピアノ:小山実稚恵
2管編成、弦は上から2.5 2 1.5 1.5 1プルト。
好きな曲と大好きなプレイヤーとあっては、聴かないではいられない。
A席から
お隣のカップルの会話。
老婦人「指揮台、無いね」
老紳士「コンマスが代わりをするんだな」
老婦人「ふ~ん」
老紳士「指揮者って何なんだ」
老婦人「…」
イントラーダはチェロ以外の全員が起立しての演奏に、妙に感動、あ~聴きに来て良かったとすぐさま思う。
まずはこの人数でこれらの曲が出来ちゃうところが、さすがプロ。
少人数だからより澄んだ音になるのだけど、(聴き違いでなければ)僅かなズレも、またよく伝わってしまう。
もしかしたら大勢の僅かなズレは太い一つの音になって紛れてしまうのかもしれないことを思うと、まずは視覚で圧倒する人数を揃えるアマオケのやり方は正解なのかもしれない…などと思ったり。
「皇帝」では、ピアノのppにホロッ、真に感動させられるのはffではないと思っていると、終盤の突然のffの発音に心を掴まれる。
「田園」きっと数えきれないくらい本番で弾かれていると推測。シュミードルに至っては音価が甘く感じられた部分もあったけれど、存在自体に魅力のある方ではあるし、また大々ベテラン域ならではの表現なのか…若輩者にはわかりませぬ。
[アンコール]
シュトラウス二世「ウイーン気質」
本家本物のウインナワルツ! リピートありで、最終JR時間が迫る身にはハラハラワルツ。
終了時にはステージのヘリに全員が横一列になり頭を下げ、手を振りながら退場、クラシックコンサートでは珍しくアットホームな終わり方。
私はすぐさまダッシュ、中島公園を駆け抜け、地下鉄に乗りなんとか間に合った。。。