最近、早く目が覚めてしまった朝はFM「古楽の楽しみ」を楽しみにしている。同じ時間帯の土曜日は「ビバ合唱」、こちらのほうは惰性でかけただけ…すると、まどろんでいる頭に耳に、なんと心地よい響き。また聴きたくて調べて取り寄せたのがこれ。
合唱というから、たくさんの人数で歌っているかと思いきや、たった5名で全員が専門教育を受けたスウェーデンのグループ。指揮者など要らないだろうが、エリック・エリクソンという合唱界の巨匠を招き、新しく試みたらしい。
ラジオで聴いた曲が殆ど入っていて、覚醒した耳で聴いても間違いない素晴らしさ。スウェーデン語など全くわからなくても力みのない声とメロディとハーモニーの美しさが、す~と心に入ってきて、人間の声が最も美しい楽器だと思わせてくれる。
母国の美しい自然を歌った民謡や賛美歌を中心に22曲が収められていて、すべてがア・カペラ。穏やかなクリスマスの雰囲気にもぴったり。