文学館からの新年度の演奏依頼に喜んだのも束の間、コロナ禍の収束が見えない中では、どう考えても中止にすべき。少なくとも私は辞退したい旨、申し出ると館側はする予定でいて、何でもかんでも萎縮していたら世の中がダメになる的な話しをされたものの、話し合って最後には納得していただいた。
奇しくもこの日の夜「夕張メロンオケ」も今年度は中止が判明。その前まではベートーヴェン生誕250周年を記念してシンフォニー5番「運命」が組まれていて、私はわくっとしたものの、中止は想定内でした。
なにか大きなコンサートが終わった後のような感覚で、いつものように一人バッハに戻り、モーツアルトもやって…だけど今度はインターバルが長い、もしかしたらずっとかも。
それはそれでいい。大作曲家との苦戦を楽しむ一人の時間だって、何事にも代えがたい充足感があるのだから。そして遅かれ早かれ演奏活動から身を引くときは必ずやって来るのだし。
アマチュアの末席にいながら30数年に亘り演奏の場が途切れなかったことは奇跡に近いと思う。
取り敢えず一区切り、幸せな音楽人生にカンパイ
本日の1枚は今日の福寿草。黄色に元気をもらいます。