1983年
57年夏の甲子園では畠山投手と投げ合った。体力、ガッツ、ともに恵まれた本格派の好素材。こんどはホークスのエースの座をはげしく争ってほしい。
1984年
昨季新人投手の中で、ただ1人だけ勝ち星を記録した。幸運にも恵まれたとはいえ、2勝1敗という成績は大したもの。仲の良い畠山にもピッチングでは負けたくないとファイトを燃やす。表面にあらわれるガッツと大きなカーブ、コースにきまる速球、そして連投に耐えられるタフネスさが身上。静岡出身の山内(和)につづいて、今年は先発投手として1本立ちしたいと夢は大きい。
1985年
入団1年目で2勝を上げ、同期生のトップを切ったが、昨年は肩の故障に泣いた。その遅れを取り戻し、藤本修、畠山に追いつこうと、今季はファイトまんまん。武器は大きなカーブとコースにきまる速球だ。
1983年
大久保(静岡高出)がパ・リーグの高校出ルーキー投手の中で初めて勝利投手になった。竹口をリリーフして三回に二番手として登板。ゲームは終盤、もつれにもつれたが、1点差で逃げ切り。「最後の最後までハラハラして、胃が痛くなった。ラッキーな1勝です」ライバル・畠山より一足先に白星がこぼれんばかりの笑顔だ。