1964年
0-0で迎えた七回、氷見は疲れをみせた前田の棒球をとらえ四安打を集中して試合を決めた。この回氷見は一塁線を抜いた大門が熊開のバントで二進、日野が内角球を三遊間に痛打して待望の先制点をとった。気落ちした前田からさらに萩原、小坪が左右に好打、滑川守備陣の中継プレーの破たんも手伝って決定的な三点をあげた。一方、滑川は連投でヒジの痛みを訴える扇原の初回の乱れから、2四球と1死球で二死満塁と迫ったが、期待の堺谷の痛打が右直で倒れたのは惜しかった。滑川の好機は五、六回にもあったが後続が三振と内野ゴロに打ち取られては処置なし。扇原の外角へ逃げるカーブと食い込むシュートに四安打で完封された。
0-0で迎えた七回、氷見は疲れをみせた前田の棒球をとらえ四安打を集中して試合を決めた。この回氷見は一塁線を抜いた大門が熊開のバントで二進、日野が内角球を三遊間に痛打して待望の先制点をとった。気落ちした前田からさらに萩原、小坪が左右に好打、滑川守備陣の中継プレーの破たんも手伝って決定的な三点をあげた。一方、滑川は連投でヒジの痛みを訴える扇原の初回の乱れから、2四球と1死球で二死満塁と迫ったが、期待の堺谷の痛打が右直で倒れたのは惜しかった。滑川の好機は五、六回にもあったが後続が三振と内野ゴロに打ち取られては処置なし。扇原の外角へ逃げるカーブと食い込むシュートに四安打で完封された。