Uが土曜日に引っ越してしまって、
心に小さな穴があいてしまったようです。
1時間もかからない所に住んでいるのだから、
何を感傷的な、とぶん殴られそうですが、
これが正直な現在の私の気持ちです。
Kが家を出たときは、まだUが残っていた。
Uが朝、いつまでも寝ていると、
女房に「早く起こせ」なんていったり、
女房が夜、フラメンコの練習などでいないとき、
晩飯の用意を私がしていた(弁当を買ってくるだけですが)。
深夜の0時になっても会社から帰ってこないと、
仕事が忙しいんだな、身体は大丈夫か、なんて心配した。
ほとんど息子と口はきかなかった。
家に帰ってきてもUは自分の部屋にこもっていた。
台所などに出て来ても、
“話しかけないでオーラ”を振りまいていた。
それでも月に1、2度は“通りすがりに”会話を交わした。
それも、もう今となっては出来ないことになってしまった。
Uは酒が好きだ。
私が買ってくる第3のビールを嫌がらずに飲んでいた。
息子の給料だったら“本物”のビールだって飲めたはずだ。
たまに息子の部屋にそれがあった。
私の給料は、息子たちより少なくなってしまった。
女房も同じような気持ちになっているようだ。
あいつらが生まれてから、息子たちのことだけ考えてきた。
26年間、私と女房は息子たちの方を見つめて暮らしてきた。
これから女房だけを見つめてなんて、
とてもじゃないがたまらない、ごめんこうむる。
しかし、こんな気分も今だけかも知れない。
来週には、お義母さんが来る。
息子が去った感傷なんかに浸ってられないぞ。
“波瀾万丈”になるかも…。
心に小さな穴があいてしまったようです。
1時間もかからない所に住んでいるのだから、
何を感傷的な、とぶん殴られそうですが、
これが正直な現在の私の気持ちです。
Kが家を出たときは、まだUが残っていた。
Uが朝、いつまでも寝ていると、
女房に「早く起こせ」なんていったり、
女房が夜、フラメンコの練習などでいないとき、
晩飯の用意を私がしていた(弁当を買ってくるだけですが)。
深夜の0時になっても会社から帰ってこないと、
仕事が忙しいんだな、身体は大丈夫か、なんて心配した。
ほとんど息子と口はきかなかった。
家に帰ってきてもUは自分の部屋にこもっていた。
台所などに出て来ても、
“話しかけないでオーラ”を振りまいていた。
それでも月に1、2度は“通りすがりに”会話を交わした。
それも、もう今となっては出来ないことになってしまった。
Uは酒が好きだ。
私が買ってくる第3のビールを嫌がらずに飲んでいた。
息子の給料だったら“本物”のビールだって飲めたはずだ。
たまに息子の部屋にそれがあった。
私の給料は、息子たちより少なくなってしまった。
女房も同じような気持ちになっているようだ。
あいつらが生まれてから、息子たちのことだけ考えてきた。
26年間、私と女房は息子たちの方を見つめて暮らしてきた。
これから女房だけを見つめてなんて、
とてもじゃないがたまらない、ごめんこうむる。
しかし、こんな気分も今だけかも知れない。
来週には、お義母さんが来る。
息子が去った感傷なんかに浸ってられないぞ。
“波瀾万丈”になるかも…。