午後7時半頃だったろうか?
ケータイが鳴った。
その前に女房にメールを送信していたので彼女からかなと思った。
携帯電話のディスプレーを見ると茨城の友人の名前があった。
おれの九想話を読んでくれている数少ない友人だ。
「元気(ゲンギ)が~。今日は、高校のとぎの同級生の親父が亡ぐなって、
告別式の帰りなんだげど、Kと奥さんと厄払いで呑んでんだァ」
「ほうが~、そりゃたいへんだったなー」
いろいろ話してKに電話が替わった。
「正月、わるがったなァ。もっと早く電話くれれば待っでいだのに」
正月、茨城に帰ったときKに電話したら下妻にいて会えなかった。
Kの奥さんとも話した。
おれは、軽井沢でひとり暮らしだ。
そろそろ晩飯の支度をしようと考えていた。
友人たちは、茨城でそれぞれ小さいながら会社を経営している。
おれは、しがない勤め人だ。
この差はなんなんだ。
いや、おれは、いつか小説家になってやる、とうそぶいていた。
このままでは、ホントのウソになる。
ウソにはしない。
おれは、書く。
ケータイが鳴った。
その前に女房にメールを送信していたので彼女からかなと思った。
携帯電話のディスプレーを見ると茨城の友人の名前があった。
おれの九想話を読んでくれている数少ない友人だ。
「元気(ゲンギ)が~。今日は、高校のとぎの同級生の親父が亡ぐなって、
告別式の帰りなんだげど、Kと奥さんと厄払いで呑んでんだァ」
「ほうが~、そりゃたいへんだったなー」
いろいろ話してKに電話が替わった。
「正月、わるがったなァ。もっと早く電話くれれば待っでいだのに」
正月、茨城に帰ったときKに電話したら下妻にいて会えなかった。
Kの奥さんとも話した。
おれは、軽井沢でひとり暮らしだ。
そろそろ晩飯の支度をしようと考えていた。
友人たちは、茨城でそれぞれ小さいながら会社を経営している。
おれは、しがない勤め人だ。
この差はなんなんだ。
いや、おれは、いつか小説家になってやる、とうそぶいていた。
このままでは、ホントのウソになる。
ウソにはしない。
おれは、書く。