これが昨年の11月に買ったデジカメで撮った最後の写真です。
2月13日(日)に、中軽井沢のこの居酒屋に行ったのです。
いい感じの店なんです。
これから通ってもいいかな、なんて思った店です。
九想話に載せたいな、と思って、デジカメを持って行ったのがまずかった。
呑み終わって立ち上がるとき左手を床についた。
その手に身体の重みを載せたとき、
「バギ」とも「ボギ」とも表現出来ないイヤな音がした。
私は、床に置いてあった自分の防寒ジャケットの上に手をのせていた。
ジャケットのポケットには、先ほど店の写真を撮ったデジカメを入れていた。
(あぁ…、やっちゃった)と思った。
家に帰ってデジカメのスイッチを入れてみた。
予想した通り、液晶の右3分の1ぐらいに縦に線が入っていた。
そして、まったく画像は写らない。
それからの私は悲惨なモノでした。
もうこの世のこれ以上堕ちられないというところに堕ちました。
日常生活で倹約に倹約を重ね、10円だって安いものを買う暮らしをしている私です。
たった3ヶ月前に、16,500円で購入した新品のデジカメを壊してしまった。
女房の顔が浮かんだ。
このことを話すとなんというだろう?
しかたない。みんな自分が悪いのだ。
女房にメールしました。
さっそく電話がきた。
「なんで呑むときにデジカメなんて持ってくのよ」
私は返す言葉がありません。
女房のいうことはもっともです。
それから私は、最近になく落ち込んだ。
デジカメを買ったとき、長期補償なんてのに金をかけて入ったのだが、
なんの意味もない。
私が破損したのだから補償は受けられない。
メーカーの補償対象にはならない。
私は、もうデジカメなんか持つのはやめよう、
もうブログに写真を載せるのをよそう、と決意した。
形あるものは壊れるんだ、なんて自分を慰めるけどおさまらない。
あぁ…、なんておれはバカなんだろう!!!!!!!
と、職場でも心の中では落ち込んでいるが、顔には出せない。
仕事は通常の状態でやり、客にも明るく健全に接しなければなりません。
ところが一人になると、絶望的に立ち直れない。
家に帰って何度も壊れたデジカメにスイッチを入れ、
写らない液晶を何回も何回もさすりました。
なんと、みっともないみみっちい姿なんだろう。
あの日、きついことをいっていた女房も次の日には、
「新しいデジカメ買えば…」などと電話してくる。
このあたりがわが女房のやさしさです。
「もうデジカメは持たない」と私はいった。
つづく