父の日

2011年06月19日 | 健康・病気

父の日なんて誰が作ったんだ。
こんなもん、電車のシルバーシートみたいなものだ。
なけりゃ別に気にしないのに、へたにあるからいけません。
へんに意識してしまう。

これまで息子の嫁から父の日に、花や日本酒が送られてきた。
5月の母の日にも女房に送られてきているらしい。
するといやがおうでも〝期待〟してしまう。
このへんが私という人間性の小ささですね。
(今年も何か来るのではないか)と思ってしまう。
あ…、いやらしい。この根性が情けない。

今年は来なかった。
いやいいんです。
こんなもんです。
しょせん、父の日なんてシルバーシートなんだ。
そんな席に私も坐ろうとする想いがみみっちい。
私は毅然とした態度で生きていけばいい。

 

ツルヤでこんなのを買ってきて、1人父の日パーティーをした。
あまりうまくなかったな。
私が作った味噌味の野菜炒めはちょっと味噌が多くミソがついた。
レタスのサラダもおいしくなく、失敗したレタス。
寂しい気持ちの父の日でした。

夜9時過ぎ、嫁からケータイにメールが来た。
> 父の日に何か送ろうかと思ったのですが、最近バタバタしていたこともあり、
> 結局何も用意できませんでした。すみません。
私はこれだけでいい。
嫁からのメール、最高です。
いい父の日でした。

コメント (2)
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小説が読める

2011年06月19日 | 健康・病気

今日、御代田の図書館で本を借りてきた。
これまで2ヶ月ほどやることがありまして小説が読めなかった。
今日でそれは解禁です。

今日借りてきた本は、次の3冊です。
「五年の梅」乙川優三郎著
「Y氏の妄想録」梁石日著
文藝春秋3月号(芥川賞発表)

メールで旗坊さんに「今日から小説が読めます。泣ける小説が読みたい」と書いたら、
乙川優三郎を薦められた。
彼のはこれまで何編か読んでいて、私もそう思うので、これで〝泣きたい〟と思い借りた。

梁石日(ヤン・ソギル)のは、定年退職した男の話で同じ年代の私としては読んでみたいと思った。
「人は、これほど簡単に狂っていく。
 定年退職した男を待っていたのは、社会からの疎外感と、家族の無関心。
 現実とは思えぬ世界でさまよう、孤独な男の魂を描く傑作長編。」
本の腰巻きにこんなことが書いてあった。
御代田の図書館では、本の腰巻きを表紙の裏にうまく切り取って貼ってある。
こういうことが書いてあると、つい読みたくなってしまう私です。
なにしろ社会から疎外されっぱなしの私ですから…。
彼の小説はこれまで、「タクシー狂躁曲」と「血と骨」を読んでいてけっこう好きなんです。

文藝春秋3月号は、今年1月に受賞した作品が掲載されている。
「きことは」朝吹真理子著、「苦役列車」西村賢太
やはり芥川賞を受賞した作品は興味あります。
でも、これまであまりよかったと思えた作品は少ない。
読了できるかどうか心配です。

長嶋有の新刊「祝福」があった。
これも読んでみたいと思った。
いつか借ります。
長嶋有さんとは昔同じ句会にいました。
私のこと憶えているかな?

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