8日に「グレート・ギャッツビー」(村上春樹訳 中央公論新社) を読了。
久しぶりに、文学を読んだという気持ちになった。
私は、正直なところ外国文学は苦手です。
どうも翻訳文が頭に入ってこない。
何年かぶりに読んだ外国のこの小説も同じでした。
途中何回も読むのをやめようかと思った。
しかし、ちょっとくやしかったので最後まで読んだ。
読了しても、よく内容が理解できてない。
でも、なにかを感じる。
いつかもう一度読み直してみよう。
こういう小説は、若いときに読まないとダメですね。
村上春樹はあとがきで、
「これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本を三冊あげろといわれたら、
「グレート・ギャッツビー」スコット・フィッツジェラルド
「カラマーゾフの兄弟」ドフトエフスキー
「ロング・グッドバイ」レイモンド・チャンドラー
だと書いてあった。
その中で1つといわれたら、「グレート・ギャッツビー」だと書いていた。
この小説を読んでなかったら、今のような作家になっていなかったかも知れない、と。
スコット・フィッツジェラルドというこの小説を書いた人のことをほとんど知らない。
小説を読み終えて、ネットで調べてみた。
ゼルダという奥さんといろいろあったようだ。
かつてはアメリカの頂点にいたベストセラー作家だったが、
晩年は、ゴシップコラムニストのシーラという愛人に、経済的に養われるという情けない状況だったようだ。
44歳で亡くなっている。