「助けて!きわめびと」(NHK総合9:30~)「おトキさんの哀しみとの付き合い方」を観た。
番組に救いを求めてきたのは、去年夫を亡くした59歳の女性だった。
> 転勤族だった健一さんとは、結婚生活のほとんどを別々に暮らした伸子さん。
> ちょっとした言葉の行き違いで「私は夫に本当に愛されていたのだろうか?」
> という宙ぶらりんの思いのまま、夫の死を受け入れられなくなったというのです。
> 「夫は今も、単身赴任をしているような気持ちでいる」と、夫の死を受け入れられずにいる伸子さん。
(略)
> そんな伸子さんを登紀子さんが誘ったのは、山形。
> そこで伝えたのは「一緒に遊ぼう!」という意外な提案でした。
> 陶芸場へ伸子さんを連れ出し、始めたのは器づくりです。
> はりつめた心でいっぱいの今、あえて“夢中になって遊ぶ”ことで、
> 自由に夫を思い出す時間をつくって欲しいと考えたのです。
(略)
> 夫を亡くした哀しみにどう向き合えばいいのか分からず、心にぽっかりと穴が空いたままの伸子さん。
> 登紀子さんは伸子さんに、夫の「思いのカケラ」を集めれば、心の穴を埋めることができると伝えます。
> それは、遺された「遺品」や「手紙」を紐解き、生前の思いを知り直すこと。
> 哀しみを遠ざけるのではなく、うまく付き合っていって欲しいと考えたのでした。
(NHK きわめびとのサイトより)
加藤登紀子は、失った愛する人とあえて「出会い直し」をすることが、哀しみとうまく付き合う方法と説く。
九想のことを書く。
私は、女房に先に死なれたらどうしようと思う。
彼女に先に死なれたら私は生きていけない。
なので私は女房に、ゼッタイ私より3分あとに死んでくれとお願いしている。
私は、64歳になって、なかり身体が傾いていると感じる。
かなり疲れやすい。
埼玉から軽井沢に車で帰ってくると、必ず出勤するまで布団に入って寝ています。
以前にはこんなことはなかった。
仕事をしていても身体が辛いです。
いや、70歳でも元気に仕事をしている方はいます。
しかし、今の私の実態はこうなのです。
あと何年、私は生きられるのでしょうか?
孫が成人するまで見届けたいと思うが、無理でしょうね。
私の中学・高校の同級生は何人も死んでいる。
彼らと比べたら私は幸せです。
龍彦なんて23歳で死んじまった。
それはそれとして、私は女房より、少なくても3分前に死にたいです。