志の輔ラジオ「茶漬間男」

2020年12月23日 | 演芸

日曜日(12/20)の「志の輔ラジオ 落語DEデート」は、ゲストが小柳ルミ子で、
落語は三代目 桂米朝の「茶漬間男」だった。
私は、いつもの日曜日のようにウォーキングをしながら、ラジコで聴いた。
小柳ルミ子がデビュー50周年を振り返った本
「もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか」を徳間書店から出した。
あのひとは、私と同じ歳です。
小柳ルミ子の話はつまらなかったので、ここには書きません。
 桂米朝の落語「茶漬間男」がよかった。
むかし、誰かの噺で聴いたことがあった。

亭主が茶漬けを食っていると、女房のお芳が隣のお咲さんと風呂へ行ってくるという。
亭主が食べ終わってからにしろととめるが出て行ってしまう。
女房は外で亭主の友達の辰公と待ち合わせ。
辰公はお芳と二人で示し合わせて盆屋(つれこみ宿)へ行って楽しむ計画だ。
それが、辰公は財布を忘れ、女房も風呂銭しか持っていない。
こうなってもあきらめられないのが男と女だ。
辰公はお芳の家の二階を借りようといい出す。
あきれるお芳に、辰さんはいい知恵があるといってお芳を引っ張って行く。
辰公は茶漬けを食っている亭主に、
「近所の嫁さんといい仲になって盆屋へ行くつもりが財布を忘れたのでので二階を貸してくれ」
と堂々と申し込む。
茶漬けを食いながらごちゃごちゃといっている亭主を尻目に辰公は、
「近所の人やさかい、お互いに顔を知ってたら気まずい」
と、勝手に電気を消してお芳と二階へ上がってしまう。
 二階で女房が浮気しているのも知らない亭主はぼやきながらまだ茶漬けを食っている。
さて二階の二人は目的を果たし、辰公は「近所同士、顔が見えたら具合が悪い」と、
また電気を消して何食わぬ顔で降りて来た。
お芳を外に出した辰公はまだだらだらと茶漬けを食っている亭主に、
「えらいすまなんだ。近々必ず入れ合わせさしてもらうよって」
とさっぱりした涼しい顔で帰ってしまった。
そこへお芳が「ただいま」といけしゃあしゃあとして帰って来て、
「あんたいつまで茶漬け食べてんのん」
という。
このあとに落語の“さげ”がある。
面白いです。
ぜひ、この動画を観て下さい。

米朝 『茶漬間男』 (二階借り) rakugo



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