今日は十五夜です。
私が子どもの頃十五夜には廊下に、
ススキ・実のついた柿の枝・栗ごはん・団子・けんちん汁などを母がお供えした。
そして母は1年間ためておいた小銭を入れた缶を、そのうしろに置いておいた。
子どもたちが夕方になると、ぼうじぼを持ってやってくる。
だいたい2人か3人組で、お供え物の前でぼうじぼで地面を叩いて歌をうたった。
♪ぼうじぼ あだれ そば あだれ
さんかく ぶったら みな あだれ
ことしは ほうねん まんさくだ
うたい終わると、母は小銭をその子たちにあげた。
母は、いったいいくらぐらいを子どもたちにあげたのだろう?
私も十五夜のとき、幼なじみの友人と2人でぼうじぼを持って歩いた。
そのときのことを書いた九想話(1999年10月04日「ぼうじぼ」)があります。
ネットの中を私が作っていたぼうじぼに近いものを探した。
十五夜に、ぼうじぼで地面を叩きうたったことを懐かしく思い出します。
今日は、雲があったが月が見られました。